最近,企業のCSR(企業の社会的責任:Corporate Social Responsibility:)や,NPO/NGO(非営利組織/非政府組織)との社会的協業について,講演や取材の依頼を受ける機会が増えました。衣食住の安全を脅かす事件が増えたことに加え,地球環境問題などに対する関心の高まりもあって,商品や企業を信認する基準が変わりつつあるのでしょう。

 今年で3年目を迎える日本財団CANPAN大賞は,CSR活動とその情報公開に熱心な企業と,感動的な社会企業家のブログを表彰するネット市民参加型のイベントです。

 中でもCANPAN CSR大賞では,CANPANネットワークで自らの活動を発信する企業を,ネットで情報を得る感度の高い市民が投票して選ぶのです。

 さて,未来の生活者を予感させる先進的なネット市民は,どんな企業を選ぶのでしょうか?

今年は元気なCSR企業とNPO/NGOが一同に介する特別な場に

 CANPANに集まる情報の量も質も,3年の初動期間を経て日に日に充実しつつあります。月間訪問者数は約140万人,閲覧数は約700万ページを突破しているのです。

 CANPAN CSRプラスには東証一部上場企業全社にとどまらず,CSRに熱心な非公開企業も自主登録をしています。まさに,新しい企業情報データベースとして整備されつつあるのです。今後は,評価情報なども加えて,帝国データバンクや東京商工リサーチなどとは一味違うデータベースとして進化するでしょう。そうなれば,おそらく就職先,事業パートナー,商品サービス購入先,取材先などを選ぶ際の重要なデータ源になると考えます。

 CANPAN CSR大賞には,データベース登録企業の中でも特に情報開示が進んでいる上位の企業と,地域から推薦された企業が,大賞候補としてノミネートされます。その上で,ネット上に公開された情報を判断基準に,市民投票で大賞が選ばれます。今はまだ認知度が低いかもしれませんが,いずれ,この受賞歴が企業のマーケティングからリクルーティング,さらには株価にまで影響する日がやってくるはずです。

 昨年は,日本の企業とNPOが変わる3日間:CANPAN大賞=CSR×ブログ×パートナーシップ3つのCANPAN大賞としてイベントをテーマ別に3分割して開催しました。しかし,今年は新たな試みとして,CANPAN CSR大賞と,感動的なBLOGを発信するCANPANブログ大賞の表彰式を,同時に行うことになりました。

 ふだんは接点の無い企業とNPO/NGOブロガーのキーマンが一同に介する新たな試みです。おそらく,名刺交換をして自己紹介をし合うだけでも大きな価値があるでしょう。しかし,私のささやかなコラボレーション体験から考えると,今回の出会いを通じて「企業だけでもNPO/NGOだけでも実現が難しい新事業」が創造されていくはずです。

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