米Microsoftは予想通り10月6日(米国時間),「Windows Vista」の製品候補版2(RC2:Release Candidate 2)をリリースした。RC2は,次世代OSの公開プリリリース版として最後のバージョンに相当する。

 Microsoftの広報担当者は10月6日,「当社は本日,Windows Vista RC2,ビルド番号5744をリリースした」と著者に語った。「Windows Vistaの発売に向けて,当社は(Windows Vistaの)導入試験に取り組むよう引き続きパートや顧客にお願いしており,Windows Vistaロゴ取得を狙う製品の認証作業を行っている」(Microsoftの広報担当者)

 Microsoftによると,Windows Vista RC2はパフォーマンスとアプリケーション互換性が大きく向上し,最終の仕上げ作業が進んだという。著者が自身がRC2リリース後の週末に試したところ,Microsoftのこうした主張を確認できた。これまで互換性が確保できていなかった「Adobe Photoshop Elements 4.0」などのアプリケーションが,今回は警告が出ることなく作動した。Microsoftは,コントロール・パネルと最大化したシェル・ウインドウの外見も改善している。ただし,Windows Vistaは完成直前であるため,RC2に大きな新機能や変更はない。これも予想通りだ。

 Microsoftは「Windows Vistaの出荷に向けて,今も作業は計画の通り進んでいる」と繰り返した。「今回のRC2ビルドは,Windows Vistaを製造段階(RTM:Release To Manufacturing)に移行する前に行う最後の暫定リリースとなる予定だ。最終的な出荷時期は品質をみて決定することになるが,Windows Vistaのボリューム・ライセンス顧客向けバージョンを2006年11月,一般向けバージョンを2007年1月に発売するという目標は変えていない」(Microsoftの広報担当者)

 Microsoftの共同社長であるJim Allchin氏は,同社がこの重要な目標をついに達成できたことから,興奮していたようだ。Allchin氏がベータ・テスターにあてた書簡のなかには,以下のように書いてあった。「われわれはちょうど今,RTMを経て全世界にこの素晴らしい製品を出荷しようという段階です。発売日を守ることができるよう,引き続きフィードバックをお願いします。Windows Vistaの完成に協力してくれたことを感謝しています」(Allchin氏)

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