米Sun Microsystemsは,高性能コンピューティング(HPC)向けソリューション・センター「Sun Solution Center for HPC」を米オレゴン州ヒルスボロに開設した。同社が米国時間11月10日に明らかにした。同センターを通じて顧客やパートナによる大規模なHPCクラスタの導入支援を狙う。

 同センターでは,顧客に最良事例を基にした大規模HPCソリューションの開発と導入を専門とする科学者やアルゴリズムの専門家とともに,高性能ストレージやSPARCプロセサ搭載システムへのアクセスを提供する。また,顧客とパートナは,Solaris 10,Linux,Windowsといったオペレーティング・システム上でアプリケーションを試すこともできる。

 顧客による大規模なHPCクラスタやデータ・センターの構築を成功させるために,同センターでは,設備やHPC専門家を通じてエネルギー,製造,ライフサイエンス,教育,研究といった業界に適したグリッド・ベースのアプリケーションの実験,テスト,最適化を支援する。企業や研究者は,専門家のアドバイスを受けながらアプリケーションのテストや調整を行なうことができる。

 また,同センターは,顧客やパートナが検証を行なうPOC(Proof-of-Concept)施設としての役割りも果たす。顧客やパートナが模擬環境下で特定のアプリケーションのテストと調整を行なうことにより最適なパフォーマンスを引き出すことが可能になるという。顧客は,グリッド・エンジン・ソフトウエアの「Sun N1 Grid Engine」やシステム管理の「N1 System Manager」などで構成されるグリッド・インフラを通じてHPCソリューションをテストできる。

 Sun Solution Center for HPCの詳細は,同社Webサイトに掲載されている。

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