図1●インターネット利用者数と人口普及率の推移
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 総務省は2009年4月7日,国内の個人や企業のインターネット利用状況などを調査した「平成20年通信利用動向調査」の結果(概要)を公表した。それによると,2008年にインターネットの利用者数は初めて9000万人を突破した。人口普及率は75.3%に達した。光ファイバーによるブロードバンド化も進み,世帯における光回線の利用率が全体の約4割に拡大した。

 同調査によると,2008年にインターネットを利用したことのある人は9091万人で,前年(2007年)に比べて280万人増加した(図1)。人口普及率にすると75.3%となり,過去10年間で約3.5倍に増えた。インターネットを利用する際に使用する端末としては,特にゲーム機やテレビの利用者が急増しており,前年比58.4%増の567万人になった。

図2●インターネット接続回線の種類
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 インターネット接続回線の種類では,ブロードバンド回線の割合が前年比5.8ポイント増の73.4%となった。2007年の減少傾向から増加に転じた(図2)。光回線の利用率は前年比7.7ポイント増の39.0%にまでシェアを上げた。DSL回線の落ち込みペースを光回線の増加ペースが上回った格好だ。一方で第3世代携帯電話からのアクセスも増えた。利用率は前年比約2倍の4.6%に拡大した。

 インターネットの利用目的としては,PCからの利用では,企業や政府などのホームページの閲覧が最も多かった。携帯電話からの利用では,電子メールの受発信が最も多い。それ以外の目的では,音楽や映像などのデジタル・コンテンツのダウンロード,インターネット・オークション,金融取引(ネット・バンキングやネット・トレード)などが堅調に伸びた。

 2009年1月に無作為に抽出した全国6256世帯を対象に調査を実施した。4515世帯から回答を得た(有効回答率72.2%)。同時に,2870社を対象にした企業調査も実施している。