調査内容 主要ベンダーに対する利用意向
調査時期 2008年4月中旬
調査対象 ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者
有効回答 2920件(1136件)
( )内は情報システム担当者の有効回答数


 日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に行った2008年4月調査では,情報通信製品/サービス・ベンダーとシステム・インテグレーター(SIer)の主要企業への利用意向を聞いたところ,ベンダーではレッドハットが「職務で接点がある」とした回答者のうち32.6%から「今後利用したい」と評価され,日本オラクル(30.7%),イー・モバイル(29.8%),ヴイエムウェア(VMware日本法人,28.8%)を抑えてトップだった。

 レッドハットは2007年4月調査で「今後利用したい」率のトップ(27.5%)に立ったものの,2007年7月調査(18.8%),前々回2007年10月調査(12.9%),前回2008年1月調査(11.9%)とジリ貧傾向が続いていた。再び4月を迎えて,1年ぶりに首位に返り咲いた。前回調査比20.7ポイントのアップは,前回と比較可能なベンダー51社中最大である。

 2位の日本オラクルも最近2回の調査では17.6%(前回2008年1月調査),17.7%(2007年10月調査)と中位に沈んでいたが,2007年7月調査(24.6%,4位)以来の上位復帰。前回比13.1ポイントのアップもレッドハットに次ぐ2位にあたる。このほか前回調査比のアップ幅が10ポイント以上あったのはKDDI(前回15.6%→今回27.8%),デル(前回15.6%→今回27.6%),ピー・シー・エー(前回7.9%→今回18.1%)の3社だけである。

 今回「今後利用したい」率の3位には,今回調査から評価対象に加えたイー・モバイルが初登場で食い込んだ。ちなみにイー・モバイルの「今後利用したい」の実得票数は14票だが,今回調査から新たに設問に加えた「そのベンダーを『利用したい理由』」への回答を見ると,「コスト」が6票,「製品/サービスの機能」が4票などとなっていた(複数回答)。

 前回2008年1月調査から評価対象に加えたVMwareは,前回(22.6%)から約6ポイント・アップしたが順位は前回と同じ4位だった。ちなみに前回2位に入ったソニー(23.2%)は,前回と比較可能なベンダー51社中最大の12.0ポイント・ダウンで11.2%。前回首位のキヤノン(24.4%)は2番目に大きい5.9ポイントのダウンで18.5%に後退している。

 ちなみに,「今後利用したい」の回答票数ベスト5は,マイクロソフト(242票),日本オラクル(191票),デル(190票),NTT東日本/NTT西日本(176票),日本ヒューレット・パッカード(157票)だった。前々回2007年10月調査で得票数5位のデル(前回2008年1月調査では7位に後退)がベスト5に復帰。前回,前々回と上位3社の一角を占めていた日本HPが,2007年7月調査(8位)以来のランクダウン。マイクロソフトは2007年4月調査以来今回調査まで5回連続で得票数トップを守った。

 明日15日の記事では,SIerに対する「今後利用したい」評価の結果を紹介する。また16日~次週21日公開予定の記事では,「今後利用したい」の得票数上位ベンダー/SIerについての,『利用したい理由』の集計結果を報告する。

■調査概要
 日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に,情報通信製品/サービス・ベンダーとシステム・インテグレーター(SIer)の主要企業各68社について,《今後利用したい》と感じるかを聞いた。対象ベンダーのビジネス領域に対して「対象ベンダーのビジネス領域と自分の職務領域には接点がある」としている回答者に,現在そのベンダーの製品を使っているかどうかを問わず,「今後利用したい」と感じているかどうかを聞いた。「接点がある」とした回答者の数nを100%として,n=30以上を得たベンダー62社を掲載した。
 2008年4月調査で実施した評価対象ベンダーリストの主な変更点は,「イー・モバイル」「ブロケード コミュニケーションズ システムズ」「データ・アプリケーション」「インフォテリア」「アライドテレシス」の5社の追加と,インフォプリント・ソリューションズ・ジャパン,日本ストラタステクノロジー,日本テラデータ,BMCソフトウエア,インフォベックの5社の削除である。
 評価対象企業全136社のリストは,本調査の設問の原文とともに,日経マーケット・アクセスの有償会員向けサイト「日経MA-INDEX 企業情報システム」で近日中に公開する予定。
 調査実施時期は2008年4月中旬,調査全体の有効回答は2920件,「所属する企業・組織で自社の情報システムにかかわる業務(企画立案・設計・開発・運用・予算承認など)を担当している」とした実質的な有効回答は1136件。

図●主要システム関連ベンダー62社に対する「利用希望」
(「対象ベンダーのビジネス領域と自分の職務領域に接点がある」とした回答者の中での比率,n=30以上)

回答者が担当するシステムの範囲/分野

出典:日経マーケット・アクセスINDEX:企業情報システム 2008年4月調査
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。