「記者の眼」ランキング ベスト20(2006年1月~4月)
1位 ITエンジニアの「やる気」に危険信号
2位 いったいネットで何が起こっているんだ?
3位 平成電電破綻の理由と真のユーザー保護
4位 IT業界のタブー「偽装請負」に手を染めてませんか
5位 「プログラミングをしない人が考えていること」を聞いてみた
6位 マスコミと情報収集家が悪化させる「Winny問題」
7位 Jobs氏の講演終了とともに膝から崩れ落ちる
8位 教訓はなぜ生かされなかったのか
9位 静かなオフィスに突然訪れる危機
10位 誰も読まないOSのソース・コード
11位 ぷららの「Winny遮断」はISPの産業革命だ
12位 ぷららのWinny遮断は是か非か(前編)
13位 安易な成果主義は企業を傍観者の集団に変える
14位 続・深刻なシステムの引き継ぎ問題
15位 Linux初心者の“敷居”を引き下げる「VMware Player」
16位 本当はすごい「Windowsの互換性維持」
17位 Jobs氏は明日「AppleViiv」を発表するだろう
18位 無限ループから脱出する方法
19位 Googleに立ちはだかる「壁」
20位 こんなに怖い!無線LAN

 いよいよゴールデン・ウィークである。読者の中には既に休暇に入り,この記事をご自宅で読んでおられる方もいるかもしれない。

 そこで連休期間中の“特番”として,今年1~4月における「記者の眼」のアクセス数ランキングを集計してみた。ここでは,特に多くの方に読まれた記事20本を紹介したい。

 当欄の記事の多くは,日経BP社のコンピュータ/ネットワーク系媒体(エレクトロニクス系やパソコン系の媒体も含む)で活躍している記者が日替わりで執筆している。しかしランキングを見ると,一口にコンピュータ/ネットワークと言っても,媒体の性格や記者個人の問題意識などによって,テーマは実に様々だ。

 第1位は技術者の“モチベーション”をテーマに取り上げた「ITエンジニアの『やる気』に危険信号」(1月19日,中山秀夫記者)である。年齢や立場に関係なく,ITエンジニアの日々の仕事にかかわる切実な問題であるだけに,読者から幅広い支持を集めた。

 第2位は“Web2.0”と称される最近のネット企業のビジネスを巡る考察「いったいネットで何が起こっているんだ?」(4月12日,井出一仁記者)。そして第3位は,通信事業者の経営破綻を題材にユーザーの保護について考えた「平成電電破綻の理由と真のユーザー保護」(2005年10月17日,市嶋洋平記者)だった。“平成電電”の記事は今から約半年も前に掲載された記事でありながら,1~4月のアクセス数でベスト3位に食い込んだ。

 4位以降にもWindows,Linux,無線LANといった各記者の専門性を生かした記事がランク入りしたが,中でも目立ったのがWinny関連の記事である。Winny関連のトラブルが急増している問題の本質がどこにあるか,あるいは,ネット接続事業者によるWinny“遮断”の決定をどう考えるべきか,といったテーマに取り組んだ記事が,6位,11位,12位にランク入りした。このほか,IT業界における請負業務や成果主義,システムの引継ぎといった,普遍的な問題に真正面から切り込んだ記事も,多くの支持を集めている。

 ベスト20には,読者がこれまで見過ごした記事もあるだろうし,再読して新たなことを発見できる記事もあるに違いない。この連休を利用し,ランキングにない記事も含めて,是非お読みいただければ幸いである。