写真●JTB情報システムの野々垣典男氏
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 JTBグループの情報化を担うJTB情報システムの新しい社長に、野々垣典男常務取締役が6月1日付で就任することが日経コンピュータの調べで分かった。久保英資社長は、はとバスの顧問に就く。

 野々垣氏は1983年入社の53歳。渉外営業や経営企画部門を歩んだ後、1997年にJTBの情報システム部マネージャーに就任。それ以降、JTBの情報化戦略の立案や基幹系システム刷新プロジェクトなどをけん引。2006年、JTB情報システムの執行役員に就き、取締役、常務取締役を歴任した。

 JTB時代、中断したシステム開発費用の返還を巡り、2001年から3年間にわたってITベンダーとの訴訟を経験。そこでの経験・ノウハウを「自分たちだけのものにせず、IT業界の健全な発展のために生かしたい」という考えから、精力的に対外活動に従事。経済産業省の「ソフトウェア紛争のADRに関する調査研究委員会」や「情報システム・ソフトウェア取引高度化コンソーシアム」、「情報サービス産業における下請取引等に関する研究会」の委員を務めた。

 対外活動などを通じて、ユーザー企業のCIO(最高情報責任者)やITベンダーのキーパーソンとのパイプも太い野々垣氏。JTBグループの情報化戦略の次の一手は要注目である。