クラウドサービス推進機構は(CSPA)は2013年11月1日、設立記念セミナーを開催した。主にクラウドサービスを活用することで、中小企業のIT経営を支援することが同機構の目的。今年8月に設立され、経済産業省や中小企業庁、情報処理推進機構(IPA)、日本商工会議所、ITコーディネータ協会などが賛同、支援している。中小企業の経営支援に関連する組織が協力し、クラウドの情報提供や教育研修、サービスの認定など行うことで、遅れている中小企業のIT化を促進する。

写真1●クラウドサービス推進機構の理事長を務める松島桂樹氏
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 セミナーではまず、同機構の理事長を務める松島桂樹氏(武蔵大学教授・岐阜経済大学客員教授)が挨拶した(写真1)。「クラウドを普及させることで、中小企業のIT経営につなげたい。クラウドサービス推進機構は関連団体のいわば“ハブ”として認定や教育研修などを実施していき、中小企業が安心してサービスを使えるようにしたい」と話した。

 続く基調講演では、千葉県などに30店舗以上のヘアーサロンを展開するオオクシ(千葉市)代表取締役の大串哲史氏が、「店舗マネジメントにおける人材育成とIT化(サービスの見える化)の融合」と題して自社のIT経営について語った(写真2)。

写真2●オオクシ代表取締役の大串哲史氏
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 経済産業省の「中小企業IT経営力大賞」などを数多く受賞している同社は、従業員の行動などを数値で見える化し、来店率の向上や離職率の減少につなげて経営効率を高めている。

 「ITは“インメーション・テクノロジー”ではなく“インテリジェンス・テクニック”という考え方に共感したことがIT経営を推進したきっかけだった。サービス業は従業員の育成が最大の課題なので、数値化で店舗ごとの問題もすぐ把握でき、モチベーション向上にも役立っている」と大串氏は言う。

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