写真1●厚木ゲートウェイ1、2階に設置されたクロスベルトソーター
スキャナーで仕向け地を読み取る(写真奥の赤く光る部分)
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写真2●トラックで搬入された荷物をソーター上に集め、仕向け地ごとに仕分けする
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写真3●荷物が載った「セル」が動き、コンベアの合流や分岐の際に荷物の破損を防ぐ
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写真4●クールエリアには、クールボックスを充電するケーブルも設置
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 ヤマトホールディングスは2013年8月11日、延べ床面積約9万m2の大型物流拠点「厚木ゲートウェイ(神奈川県愛川町)」を稼働させた。関東、関西、中京の大都市圏同士で即日配送ができるインフラの一環。即日配送体制の整備を急ぐネット通販などのニーズに応える。

 13日に催したメディア向けの見学会では、即日配送を可能にする最新のマテリアルハンドリング(マテハン)機器などの設備を公開した。目玉の1つは、入庫した荷物をリアルタイムで仕分けする「クロスベルトソーター」。トラックで運び込んだ荷物をコンベアに載せると、スキャナーで仕向け先のラベルを読み取り、コンベア上で仕分けする(写真1写真2)。

 コンベアは1057個の「セル」と呼ぶユニットで構成されており、それぞれに荷物が1個ずつ載る(写真3)。各トラックから運び込まれた荷物がコンベア上で合流したり、仕向け先別に分岐したりする際には、セルの方向を変えることで荷物の動きをコントロール。破損なく荷物を動かせるとする。

 ヤマト運輸の宅急便ではこれまで、全国約60カ所の「ベース」と呼ばれる拠点に荷物を運び入れ、夜間に仕分けして翌朝発送していた。厚木ゲートウェイでは、クロスベルトソーター上でリアルタイム仕分けを行い、かつ24時間稼働のため、集荷した荷物を即時に仕向け先に出荷することが可能になる。幹線輸送の頻度も上げ、中京や関西地域への即日配送を徐々に増やしていく予定。

 センター3階にはクール宅急便の専用フロアを設置。冷蔵用と冷凍用の2温度帯で仕分け作業を行う。荷物を冷却したまま輸送するクールボックスの充電機能も備え、適温を保ったまま配送できる体制を整える(写真4

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