IIJ次期社長の勝栄二郎氏(左)と鈴木幸一社長(右)
IIJ次期社長の勝栄二郎氏(左)と鈴木幸一社長(右)
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 インターネットイニシアティブ(IIJ)は2013年3月28日、次期社長兼COO(最高執行責任者)に前財務省事務次官の勝栄二郎氏が内定したと発表した(写真)。勝氏は2012年11から同社の特別顧問に就任している。6月下旬に予定している株主総会後、正式決定する予定だ。IIJの鈴木幸一社長は会長兼CEO(最高経営責任者)となる。ともに代表権を持つ2頭体制となる。同日、IIJは2人による緊急記者会見を開催した。

 鈴木社長は「20年前、インターネットを持ち込んで商用化しようというので会社で立ち上げた。当初計画では、同時期に誕生したNTTドコモよりも大きな会社になると考えていたが、設立20年で売上高1000億円を超えたというところ。インターネットの世界はスケールが非常に大きくなってきた。ドコモほど大きくならなかったことも含め、もう一度イニシアティブを取るために勝さんを迎えた」と勝氏を次期社長を指名した背景を説明。

 「インターネットが従来の技術革新と違うのは、情報の受発信の構造を変えて、政治、産業、社会、生活まで大きな影響を与えていること。我々は技術革新を進めてきたが、それでどう社会が変わるのかという見識はあまりなかった。勝さんは経済などの仕組みを変えていく発想を持っている。“技術屋”の発想ではない面を勝さんに期待している」(鈴木社長)と語った。

 一方の勝氏は「IIJは若い人が多い活気にあふれる会社だ。技術力の高さとそれに裏打ちされた顧客からの信頼の厚さがある。時代の要請に応えた技術、製品、サービスを提供するのは非常に難しいと思うが、IIJは20年間高い技術力を維持してきた。さらに、多種多様な個性的な人材が全員野球をする社風を持っている。『自己実現の場としての職場』を掲げているなど非常に特徴のある企業だ。これらの特徴を大事にしながら、事業計画を確実に推進していきたい」と答えた。

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