日本マイクロソフト本社内に設けられた「マイクロソフト 21世紀の教室」。同社が世界的に実施している「Windows in the Classroom」という取り組みの日本版で、日本の教育に適した学習環境を整えたという。今回公開されたのは、群馬県立前橋高等学校の生徒らが参加した模擬授業
日本マイクロソフト本社内に設けられた「マイクロソフト 21世紀の教室」。同社が世界的に実施している「Windows in the Classroom」という取り組みの日本版で、日本の教育に適した学習環境を整えたという。今回公開されたのは、群馬県立前橋高等学校の生徒らが参加した模擬授業
[画像のクリックで拡大表示]
1人1台のWindows 8搭載タブレット端末を用意。タッチ操作やスタイラスペンなどを使って操作する
1人1台のWindows 8搭載タブレット端末を用意。タッチ操作やスタイラスペンなどを使って操作する
[画像のクリックで拡大表示]
前方のディスプレイに、全員の画面をまとめて表示したところ。このように考えを共有するだけでなく、教員が手元のタブレットで個々の生徒の画面を確認し、習熟度を把握するといった使い方もできる
前方のディスプレイに、全員の画面をまとめて表示したところ。このように考えを共有するだけでなく、教員が手元のタブレットで個々の生徒の画面を確認し、習熟度を把握するといった使い方もできる
[画像のクリックで拡大表示]
右から、マイクロソフト インターナショナル プレジデントのジャンフィリップ・クルトワ氏、元文部科学副大臣の鈴木寛参議院議員、日本マイクロソフトの樋口泰行社長
右から、マイクロソフト インターナショナル プレジデントのジャンフィリップ・クルトワ氏、元文部科学副大臣の鈴木寛参議院議員、日本マイクロソフトの樋口泰行社長
[画像のクリックで拡大表示]

 日本マイクロソフトは2012年11月13日、若者の進学や就職、起業を支援するための取り組み「YouthSpark(ユーススパーク)」を開始すると発表した。マイクロソフトが世界的に展開している取り組みを、国内でも始める。同社のオフィス内に、情報通信技術(ICT)を活用した学習環境を体験できる施設「マイクロソフト 21世紀の教室」を開設するなど、さまざまな活動を実施する。教育現場における、Windows 8搭載機器や同社のクラウドサービスの活用促進につなげる狙いもある。

 マイクロソフト 21世紀の教室は、ICTを使った模擬授業を体験できる施設。Windows 8を搭載したタブレットや、メールや情報共有などの機能を教育機関向けに提供するサービス「Office 365 for Education」、各種デジタル教材などを活用しながら、子どもの創造性や思考力、コミュニケーション力を伸ばすための授業を実施する。教科書会社などパートナー各社と協力して運営する。

 教育委員会や、小学校・中学校・高等学校の教職員に向けてこの施設を公開する。2年間で1000の教育委員会に紹介することを目標とする。模擬授業への参加が難しい教職員などには、eラーニング形式でも提供する。

 就労支援については、2010年から実施してきた「ITを活用した若者就労支援プロジェクト」を強化。13~39歳の若者向けに、NPOなどと連携しながらITスキル講習を展開する。2013年4月から1年間で、6000人に講習を実施することを目指す。Webサイトを通じて講習のテキストや運営マニュアルなども提供するという。

 学生向けのWindows 8アプリのコンテストも実施する。従来から開催してきた「Imagine Cup」を進化させる形になる。技術系の大学生、高等専門学校生、専門学校生などを対象とし、技術力の向上やグローバル人材としてのキャリア形成を支援するという。優秀な開発者には、事業化などの支援も予定する。

 マイクロソフト インターナショナル プレジデントのジャンフィリップ・クルトワ氏や日本マイクロソフトの樋口泰行社長は、若年層の失業率の高さやワーキングプアなどの問題を挙げ、支援の必要性を説明。「若者が苦悩している中で、世界的に若者を支援して将来の人材を育てることに貢献したい」と、YouthSparkの意義を語った。来賓として登場した、参議院議員で元文部科学副大臣の鈴木寛氏も、教育におけるICT活用の重要性を述べ、YouthSparkに期待を示した。