写真●同サービスのユーザーである京都新聞の紙面を使ったデモ。記事中の画像のほか広告写真も動きだす
写真●同サービスのユーザーである京都新聞の紙面を使ったデモ。記事中の画像のほか広告写真も動きだす
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 NTTコムウェアは2012年10月10日から東京ビッグサイトで開催中の展示会「ITpro EXPO 2012」で、スマートフォンで撮影した静止画が動き出すAR(拡張現実)サービス「SmartCloudイメージベースAR」を展示している。

 スマートフォンにインストールしたARアプリで新聞や雑誌の紙面を撮影すると、その撮影画面の中で一部の静止画が動き出す(写真)。画像認識技術を使って、画像にあらかじめひも付けておいた動画をデータベースから読み込み、静止画に重ねて再生するという仕組みである。撮影角度が多少斜めにゆがんでいても、斜めに撮影したまま画像が動き出すようになっており、あたかも紙面上にモニターが埋め込まれているように見える映像体験ができる。NTTコムウェアでは紙媒体の広告メディアとしての機能を高めたり、記事の表現を多様化する手法として同サービスを販売している。

 スマートフォン上で動いている画像をタップすると、さらに長編の動画を再生したり、再生終了後に関連情報を掲載したWebページへユーザーを誘導することもできる。2011年9月にサービスを開始し、これまで5~6社での採用例があるという。現在は、ユーザー個別にARアプリを作成し、Google Playでダウンロードしてもらう方式でサービスを提供している。利用料はアプリ作成などの初期登録が10万円、1コンテンツ加工ごとに4万円、動画配信などのデータセンター利用料が月25万円となる。

 同社は今後、廉価版としてアプリを個別に作成しない共通アプリ対応版のサービスを新たにラインナップする予定である。NTTコムウェアブランドのARアプリとして無償提供し、視聴可能なユーザー数を伸ばしたい考えだ。共通アプリ版の場合の利用料は月額10万円程度とする方針である。また、撮影した画像を動かす際に、音響も同時に再生する機能などを開発中だとしている。