写真●COMPUTEX初登場となるフォード・モーター
写真●COMPUTEX初登場となるフォード・モーター
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 COMPUTEXデビューとなる米フォード・モーターは2012年6月4日に記者会見を開催し、同社が開発しているデータ通信系の各種サービスを披露した(写真)。同社はこのところIT系のイベントに積極的に出展しており、毎年1月に米国で行われるデジタル機器の総合展示会「International CES」の常連ともなっている。

 会見ではまず、自動車内での音声による制御システム「SYNC」やスマートフォンのアプリケーションを音声制御する「AppLink」のアジア展開を発表した。

 SYNCは既に400万ユーザーの利用実績があるサービスで、今回は中国語にも対応したことを発表。これを機にさらにユーザーを拡大、2015年までに900万ユーザーを獲得するという目標を掲げた。

 AppLinkはSYNCの拡張機能であり、SYNCの音声認識機能を使って、スマートフォンアプリを制御できるようにする。今後は、アジアのアプリ開発者に働きかけて、対応アプリを開拓するという。

 続いて紹介されたのが、近未来のクルマとクラウドの連携コンセプト「Evos」。これはクルマとクラウドサービスを連携させるもので、例えば「自動車が自宅に近づいたことを検知して自宅のアラームを鳴らす」「天気予報に応じてクルマの室内温度を制御する」「渋滞情報に基づいたナビゲーション情報を提供する」などの用途を想定している。

 会見で興味深かったのが、米フェイスブックと連携した取り組みだった。フェイスブックで頻繁に行われている「ハッカソン」(短期間でのサービス開発競争)の開発テーマに「クルマとの連携」を設定、自動車の位置情報を活用したチェックイン機能などを一晩で開発した様子がビデオで紹介された。