写真1●ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズの仲井一雄・代表取締役社長
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 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズは2011年8月10日、NTTドコモが本日発表したAndroidスマートフォン「Xperia ray SO-03C」(以下、Xperia ray)に関して記者会見を実施。ソニー・エリクソンの仲井一雄・代表取締役社長や高垣浩一常務、NTTドコモの山口文久プロダクト部第二商品企画担当部長が登壇し、新モデル投入の狙いやブランド戦略について語った。

 Xperia rayは約3.3インチ(480×854ドット)のディスプレイを搭載し、薄さ9.4mmで100gと小型軽量なスマートフォン。日本を含めたグローバル市場で展開するモデルで、NTTドコモは8月12日から予約受付を開始し、8月27日に発売する予定である。

 同機種の搭載プロセッサやバッテリー容量、メインカメラといった基本スペックは、現行機種の「Xperia arc」や日本向けモデル「Xperia acro」と同等だ。OSもXperia arc/acroと同様にAndroid 2.3を採用している。ソニー・エリクソンの仲井社長は「コンパクトでデザインにこだわる一方、機能面でも一切妥協していないモデル」と強調する(写真1)。

写真2●「Infiniteボタン」で再生楽曲に関するネット上の情報を検索
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写真3●手軽に電話をかけるためのウィジェットを搭載
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写真4●ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズの高垣浩一・常務取締役
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 その上でXperia rayにはフロントカメラ(インカメラ)やテザリング機能など、Xperia arc/acroにない機能を追加してある。また、従来あった機能についても、クラウドサービスとの連携を強化することで使い勝手を高めている。例えば楽曲再生時にインターネット上のアーティスト関連情報を表示する「Infiniteボタン」については、従来のYouTubeに加えて、Wikipediaのアーティスト情報やGoogleの歌詞情報も検索できるようになった(写真2)。

写真5●NTTドコモの山口文久プロダクト部第二商品企画担当部長
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写真6●NTTドコモが実施したユーザー動向調査の一部
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 このほか、従来型携帯電話(フィーチャーフォン)を使用してきたユーザーがXperia rayに乗り換えた場合でも、操作に馴染みやすいように工夫している。例えば、フィーチャーフォンと同様の操作で電話をかけられるウィジェットを用意する(写真3)、端末の横幅をフィーチャーフォンに近い50mm強に抑える、といったことだ。この点についてソニー・エリクソンの高垣常務は「Xperia rayは日本の開発チーム主導で、日本市場の特性を踏まえ作り上げてきた」と話す(写真4)。

 このように高機能かつ小型軽量なモデルを日本市場に投入する狙いについて、NTTドコモの山口担当部長は「現在、当社のスマートフォンユーザーの6割を男性が占めている。スマートフォンのシェアを拡大していくためには、女性のニーズに応えられる製品をラインアップに加える必要があった」と説明する(写真5)。同社の調査によれば、女性は男性以上に端末のサイズや持ちやすさ、重さなどを重視して製品を購入しているという(写真6)。

写真7●神戸コレクションについてファッションモデルの滝沢カレン(左)、浦浜アリサ(中央)、大石参月(右)がトークショー
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 女性のスマートフォン需要を開拓するため、ソニー・エリクソンはXperiaシリーズとファッションイベント「神戸コレクション2011 AUTUMN/WINTER」とのコラボレーション企画を立ち上げる。具体的には、神戸コレクション出展ブランドのデザインによる背面カバーをXperia acro/rayの購入者向けに抽選でプレゼントする。また9月4日(神戸)と同17日(東京)に開催される同イベントで、ステージおよびブースを展開する予定である(写真7)。

■変更履歴
当初、最終段落で「背面カバーをXperia arc/acro/rayの購入者向けに抽選でプレゼントする」としていましたが、正しくは「背面カバーをXperia acro/rayの購入者向けに抽選でプレゼントする」です。Xperia arcの購入者は対象外でした。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2011/08/11 15:00]