写真1●イー・アクセスのエリック・ガン社長
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 イー・アクセスは2011年8月4日、2011年度第1四半期(2011年4月~6月)の決算を発表した。売上高は476億円、営業利益は65億円、純利益は32億円となり、第1四半期として過去最高の純利益を記録した。同社のエリック・ガン社長(写真1)は「モバイルの純増数が前年同期と比べて20%増と回復傾向。最大21Mビット/秒の新しいPocket WiFiや新CMが好評」と語り、好調な無線事業が利益を押し上げた。


写真2●前年度との業績比較
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 同社は3月31日付けでイー・モバイルを吸収合併したため、そのままでは前年度と比較はできない。前年度の各事業ドメインを合算した値と比較すると、固定事業(ADSL)の減益を無線事業が補っている様子が分かる(写真2)。例えば無線事業のEBITDAは前年同期比約16%増だが、固定事業は同約16%減となり、全体としては約3%増となっている。

写真3●主要オペレーションの状況
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 2011年6月末のモバイルの累計契約数は334万1000。当初の想定を上回りそうなペースといい、通期の累計契約数予想である385万を上回るペースになっている(写真3)。なおARPU(1契約当たりの月間平均収入)は、前年同期比540円減の2860円となった。MVNO(仮想移動体事業者)による販売比率の増加や月額料金を抑えたプランの割合が増加したことが理由という。解約率は前年同期から0.13%上昇した1.50%となった。こちらは2年間の長期割引きの満了により、一部のユーザーが解約したことが理由としている。なお同社はかつてネットブックとデータ通信端末のセット販売で契約数を伸ばしたが(関連記事1)、こちらの解約のピークは既に過ぎているという。

 第2四半期以降は最大42Mビット/秒のEMOBILE G4対応の端末や、スマートフォンのラインアップ拡充、通話定額キャンペーンなどに重点を置く。なお7月末に発売した42Mビット/秒対応の「Pocket WiFi(GP02)」は「予想以上に売れている」(ガン社長)といい、現在品薄状態という。

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