米アドビシステムズは2011年5月12日、「Flash Player」の最新版「Flash Player 10.3(10.3.181.14)」を公開した。新版では、いわゆる「Flashクッキー(Flash Cookie)」を、WebブラウザーやOSの設定画面から管理できるようにした。悪用が確認されている脆弱性も修正された。

 Flash Player 10.3の対応OSは、Windows/Mac OS X/Linux/Android。セキュリティやプライバシー保護、安定性、音声動画機能などを強化したという。

 プライバシー保護関連では、WebブラウザーやOSの設定画面から、Flashクッキーを管理および削除できるようにした。ここでのFlashクッキーとは、Webサイトがユーザーを識別するために使用するデータのこと。「ローカル共有オブジェクト」と呼ばれる。

 Webサイトは、アクセスしたユーザーのFlash Playerに対してFlashクッキーを送信。Flash Playerはそのデータを保存し、そのWebサイトにアクセスした場合のみ、同サイトに送信する。このデータを使えば、ユーザーを識別したり、サイト内での行動を追跡したりできる。

 「Cookie(クッキー)」と同様だが、CookieはWebブラウザーが管理するのに対して、FlashクッキーはFlash Playerが管理する。WebブラウザーでCookieを拒否したり削除したりしても、Flashクッキーは有効なままなので、プライバシーの問題があると専門家などから指摘されていた。

 従来版でも、同社Webサイトの「Flash Player設定マネージャー」にアクセスして「Webサイトの記憶領域設定パネル」を開けば、Flashクッキーの拒否(制限)や削除が可能だ(図1)。しかしながらが、周知されているとは言い難い。ユーザーの多くは知らないだろう。

[画像のクリックで拡大表示]

この先は会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら