システムインテグレーターもHadoopに動く

写真3●NTTデータ 基盤システム事業本部 シニアエキスパートの濱野賢一朗氏
写真3●NTTデータ 基盤システム事業本部 シニアエキスパートの濱野賢一朗氏
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写真4●ウルシステムズ 取締役の神林飛志氏
写真4●ウルシステムズ 取締役の神林飛志氏
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 セミナーではこのほか、Hadoop関連のシステムインテグレーションを行っているNTTデータ基盤システム事業本部の濱野賢一朗氏(写真3)や、ウルシステムズ取締役の神林飛志氏(写真4)が登壇した。

 NTTデータの濱野氏は、既に日本でも1000台規模のHadoopクラスターを運用しているユーザーがいることを明かした。濱野氏は、「MapReduceのプログラミングは特殊と言われるが、業務アプリケーションの処理も、よくよく精査すると、MapとReduceに落とし込めることが多い」と語り、業務アプリケーションの開発にHadoopを適用できることを強調する。

 NTTデータでは7月から、Hadoopを使ったシステム構築ソリューションを開始している。HDFSのマスターサーバーである「NameNode」をLinux-HA技術を使って二重化したり、オープンソースの運用監視ツール「Ganglia」を使って各ノードを監視するシステムを構築したりするのが、ソリューションの主な内容だ。

 11月からは、Hadoopのディストリビューション(検証済みパッケージ)を販売する米クラウデラと提携し、日本におけるHadoopディストリビューションの提供や、Hadoopエンジニア教育などを開始している(関連記事)。

 ウルシステムズの神林氏は現在、日次の会計処理といった基幹系バッチ処理へのHadoopの適用を進めている。そのために現在、Hadoopを使った基幹系バッチ処理を実現するためのフレームワークを開発している。「基幹系バッチ処理を実現するためには、MapとReduceの処理を、多い場合は100段以上組み合わせる必要がある。そのようなプログラムを開発しなくて済むよう、DSL(ドメイン特化言語)で記述したプログラムを、MapReduceのプログラムに変換するコンパイラーなどが、フレームワークに含まれる」(神林氏)という。

 2011年2月には、同フレームワークを使用する第1号システムがカットオーバーする予定。神林氏は、「Hadoopを使うことで、従来4時間かかっていたバッチ処理を、1分にまで短縮できる。4時間が1分に短縮することで、顧客の業務に様々な革新が起こるだろう」と述べ、Hadoop導入の効果の大きさを語った。

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