グーグルは2010年4月6日、検索サービスについての報道関係者向け説明会を開催した。説明会では、インターネット検索に関して同社が実施したWeb調査の結果を発表。Android端末向けの新しい検索機能など、同社が注力している検索サービスをデモを交えて紹介した。

グーグルの徳生健太郎製品開発部長
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インターネットの利用目的を聞いた結果
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 Web調査は2010年1月15、16日の2日間、小学生から50代の男女を対象に実施したもの。6600の有効回答を得た。これによると、インターネットの利用目的として最も多かったのは「メール」で81.4%、2位が「オンラインショッピング」で70.1%、3位が「動画」で68.4%だった。ただし、これを中学生・高校生・大学生に限定すると、男女ともに1位は「動画」になる。グーグルでは「テレビ代わりにYouTubeなどの動画視聴を楽しむ層が増えている」と分析した。

 使用する端末別に、インターネットでどんなことを検索するか調べると、パソコンでは「趣味」(63.6%)、「ショッピング」(58.8%)、「地図」(58.0%)が上位を占めるのに対し、携帯電話では「天気予報」(27.7%)、「乗換検索」(27.6%)、「最新ニュース」(23.8%)が上位に挙がった。じっくり調べる情報ほど、パソコンが活用されていることが分かる。また、スマートフォンの上位は「地図」(39.2%)、「天気予報」(38.2%)、「最新ニュース」(35.1%)。携帯電話と傾向が似ているものの、スマートフォンでは地図を活用する人が多いことが分かった。

「Googleゴーグル」を起動してゴッホの絵画「星月夜」を撮影
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検索結果のトップに表示された。ただし、現在は英語版のみのため、英語タイトル「The starry night」となっている
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 回答者に、あると便利だと思う検索方法を聞いたところ、一番多かったのは「写真・画像」(51.7%)で、2位に「声」(40.1%)が続く。検索エンジンから薦めてもらいたい情報では「趣味」(62.1%)、「レストラン」(46.1%)という答えが多かった。

Android端末向けの新しい検索機能をデモ

 調査の内容を受けて、グーグルの徳生健太郎製品開発部長は「ユーザーが求めているのは、検索入力がより簡単になること、自分のニーズに合った検索結果が返ってくること」と分析。それに応えるGoogleの機能として、公開済みのGoogle日本語入力やGoogle音声検索などを紹介した。

 さらに、Android端末向けの新しい検索機能「Googleゴーグル」「Googleジェスチャー」「Local Product Search」もデモを交えて披露した。

「Googleジェスチャー」を起動して、画面上に文字を書く
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書いた文字を含む項目が表示される。続けて文字を書くと、絞り込みができる
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 Googleゴーグルは、Android端末向けの画像認識・検索アプリケーション。同アプリを立ち上げ、端末内蔵のカメラで観光地の景色や書籍、絵画、ワインのラベルなどを撮影すると、その画像に関連する情報をGoogleで検索、表示する。

 GoogleジェスチャーはAndroid端末のタッチパネル液晶を利用した機能。端末の画面上に指で文字を書くと、端末内の電話帳、ブックマーク、音楽ライブラリーなどからその文字を含む項目を検索する。

 Local Product Searchは検索ボックスに商品名を入力して検索すると、オンラインショップだけでなく、ユーザーの現在地周辺のお店も含めて、その商品を扱っている店舗を検索する。

 いずれも現時点で使えるのは英語版のみ。日本語化の時期は未定だ。