foursquareに似たインセンティブと、アフィリエイトを用意

 位置情報サービスの「foursquare」(http://foursquare.com/)を利用したことのあるユーザーには、はてなモノリスは、foursquareの「位置」を「モノ」に置き換えたものと伝えると、利用イメージを理解しやすいだろう。foursquareなどの位置情報サービスでは「場所」に関するコメントを共有して閲覧できるが、このサービスでは「モノ(商品)」を軸にコメントを共有する。

 はてなモノリスが用意した、投稿を奨励する仕掛けもfoursquareによく似ている。例えば、誰も登録していない新商品を登録するときに「モノリスポイント」を贈り、ポイントの貯まりかたに応じて「メダル」がもらえる、という仕掛けだ。これは、foursquareで新たな場所を登録したり、何回も同じ場所に「チェックイン」すると「バッジ」がもらえる仕組みを思い出させる。

 アフィリエイトも用意した。はてなモノリスや、本サービスを介してTwitterに投稿したリンクをAmazonアフィリエイトのリンクとなるように設定すると、自分のツイートを経由して商品が売れた場合に紹介料が発生する。また、商品に対するコメントに対して、「はてなスター」の機能が付いている。ほかのユーザーのコメントに対して「拍手」するような感覚で「はてなスター」をつける事ができる。

「購買履歴の共有サービスで世界のデファクトを」

 はてなの執行役員で、最高技術責任者の伊藤直也氏は、本サービスの狙いを「購買履歴の共有サービスという分野で、デファクト・スタンダードの地位を取りにいきたい」と語る。国際化対応も施した。サービス開始時点で日本語のほか英語に対応する。さらに今後、多国語への対応も予定する。

 このサービスは、いろいろな使い方が可能だろう。はてなでは、Twitterの特性に近い「ゆるい、気軽な」使い方を想定している。「モノを買う時ってテンションが上がっている。その気持を共有すると、盛り上がる。買った本が届いた所でツイートしたり。レビューを書くのは敷居が高いが、届いてツイート、読んでツイートなら、気軽にできる」(伊藤氏)。

 サービスの開発は、4名のチームで進めている。「最近の、はてなのサービスは『うごメモはてな』や『はてなブックマーク』リニューアル版のように、トップダウンで意思決定をして比較的大きなチームで作っていた。今回は、現場のアイデアをもとに小さなチームで作った」(伊藤氏)。同社では、こうしたボトムアップ型のスタイルで開発したサービスを、今後も投入していく考えだ。