2010年2月26日から27日の2日間開催された「オープンソースカンファレンス(OSC)2010 Tokyo/Spring」で、ビジネスで使えるオープンソース・ソフトウエアが多数出展された。OSCはオープンソース関連のコミュニティなどが参加するイベント。OSC 2010 Tokyo/Springは東京都日野市の明星大学で開催され、100近い団体や企業などが出展、70以上のセッションが行われた。

経産省アイディアボックスをSugarCRMで開発

 社団法人 オープンビジネスソフトウェア協会は、オープンソースのCRMであるSugarCRMを出展した。同協会は2010年2月23日に正式オープンした「経済産業省アイディアボックス」を開発、運営している団体である(関連記事)。オープンソースのCRMであるSugarCRMを利用して開発した。同協会は、千葉市と早稲田大学の官学協力により実施された「SugarCRM日本語ドキュメントプロジェクト」を母体としている。代表理事の河村奨氏は「SugarCRMは、Webブラウザ上でデータ項目名を設定するだけでデータ一覧、詳細、更新画面が生成されるなど、開発環境としても優れている」と語る。

写真●SugarCRMで開発された経済産業省アイディアボックス
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写真●オープンビジネスソフトウェア協会
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Rubyや中国語版のECサイト構築ソフト

 ケイビーエムジェイ(KBMJ)は2009年12月14日にオープンソース・ソフトウエアとして公開したEC(電子商店)パッケージ「エレコマ」を展示している。Ruby on Railsで構築されていること、MITライセンスで配布しており、改変して他組織に提供する際にもソースコード開示の義務は発生しないことなどが特徴だ。

写真●ケイビーエムジェイによるオープンソースECパッケージ「エレコマ」の展示
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 オープンソースのECパッケージ「EC-CUBE」を中国化した「EC-China」も出展されていた。中国化したのは日本電子専門学校高度情報処理科8班。日本の学生と、中国からの留学生からなるチームで、卒業制作として製作した。すでに中国の衣服卸売販売店へ提供し、すでに稼働している。

写真●「EC-CUBE」を中国化した「EC-China」
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