米Microsoftは米国時間2008年12月16日,「Office 2007」用サービスパック「Service Pack 2(SP2)」でオフィス・アプリケーション向けファイル形式「OASIS Open Document Format(ODF)version 1.1」を利用可能にすることについて,詳細な実装方法を文書で公開した。また,同社のファイル・フォーマット仕様「Office Open XML(OOXML)」についても,数週間後に同様の文書を公開する予定。

 同社は,2009年にリリースする予定のOffice 2007 SP2(現在ベータ版)で,OASIS標準/ISO標準のODF v1.1形式の文書を読み書きできるようにする。Office 2007の標準ファイル形式としてODFを選ぶことも可能。実装方法やアプリケーション独自のデータなどを詳しく説明するガイドラインを提供することで,他社製ソフトウエアなどとOffice 2007間の相互接続性を向上させる考え。文書は同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。

 Office 2007 SP2では,同社の「XML Paper Specification(XPS)」,米Adobe Systemsの「Portable Document Format(PDF)1.5」「PDF for Archive(PDF/A)」といったファイル形式にも対応し,XPS/PDF形式での保存が行えるようになる(関連記事:Microsoft,2009年上半期に「Office 2007 SP2」で文書形式ODF/PDFなどに対応)。

 ODFは,XML関連の標準化団体Organization for the Advancement of Structured Information Standards(OASIS)が2005年5月に承認したオープンソースのオフィス・アプリケーション向けファイル形式。ロイヤルティ・フリーの仕様で,テキスト,スプレッドシート,チャート,グラフィカル文書向けに,単一のXMLスキーマを用いる。HTML,SVG, XSL,SMIL,XLink,XForms,MathML,Dublin Coreといった既存の標準規格に準拠する。特定ベンダーに依存しないため,異なるアプリケーション間で文書を交換できる。

[発表資料(その1)]
[発表資料(その2)]