金融庁は2008年10月21日、2009年3月期第1四半期の「四半期報告書」をXBRLデータで提出した企業は約2700社だったと公表した。XBRLはXML(拡張マークアップ言語)を利用して財務情報をやり取りするための国際規格。金融庁は08年3月に有価証券報告書開示システム「EDINET」を刷新し、08年4月1日以降に開始する事業年度からXBRLデータの提出を対象会社に促している。

 EDINETの利用企業は上場企業を中心にした約4700社。08年度第1四半期報告書は、有価証券報告書をXBRLデータで本格的に提出する初めての機会だった。金融庁は「XBRLデータの提出は混乱はなかった。一方で、提出したデータに改善点があった」として注意点を公表した。

 注意点の代表例は、勘定科目を選択する際に金融庁が規定した「EDINETタクソノミ(分類辞書)」を利用せずに、同等の勘定科目を独自に追加しているケース。EDINETタクソノミが「現金及び預金」となっているのを「現金および預金」するといった事例が該当する。

 EDINETタクソノミは勘定科目などの表現方法を決めている“ルールブック”。有価証券報告書などをXBRLデータでEDINETに提出する場合、EDINETタクソノミに可能な限り従う必要がある。今回は初回ということもあり、以前と同様の表現にこだわる企業などがあったようだ。

 加えて金融庁は「今後、非上場会社・特定有価証券にかかる有価証券報告書および半期報告書や有価証券届出書もXBRLデータでの提出の対象になるので、提出漏れのないように留意してほしい」としている。