米McAfeeは米国時間2008年9月8日,コンピュータをウイルスやワームなどからリアルタイムで保護する技術「McAfee Artemis Technology」を発表した。この技術は,インターネット・ベースのサービスを利用することで,定期的にアップデートされるシグネチャを必要とすることなく最新の脅威に対してコンピュータを保護できるという。

 これまでのシグネチャを利用したマルウエア検出方法では,最新の脅威に対応するためにシグネチャをアップデートする必要がある。そのため,新しい脅威が見つかった時間とコンピュータが保護されるまでの時間にギャップがあった。

 Artemisはこのギャップを補い,シグネチャ・ファイルが公開される前に新しい脅威に迅速に対応する。コンピュータ上で怪しいファイルが検出されると,McAfeeのサーバーに接続してこのファイルが悪質なものかどうかを判断する。このチェックにかかる時間は数秒だという。クラウド型サービスによりリアルタイムの保護機能を提供できるため,パソコンが新しい脅威に対して無防備でいる期間を数日または数時間から数秒まで短縮できるという。

 Artemisは,中堅中小企業向けセキュリティ・サービス「McAfee Total Protection Service」の一部として同日から利用できる。また,企業向けウイルス対策ソフトウエア「McAfee VirusScan Enterprise」およびMcAfeeの一般ユーザー向け製品でも2008年9月中に利用可能となる。Artemisは無料で利用でき,一般ユーザー向け製品では「Active Protection」と呼ばれる。

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