写真●シフターの利用イメージ
写真●シフターの利用イメージ
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 ソフトウエア開発ベンチャーのワイアードは9月9日,アルバイトやパートの勤務時間を管理するSaaS型サービス「シフター」を発売した。

 シフターは勤務時間の申請,作成,確認などの作業をネットを活用して電子化するというもの。店舗運営者はパソコンで勤務時間を情報管理し,従業員は携帯電話経由で希望勤務時間を申請するという利用形態を想定している。

 同社社長の石原明彦氏によると,「アルバイトをしている学生100人にアンケート調査したところ,勤務時間の管理は紙で行われていることが大半だった」という。そのため,シフターを利用すれば,店舗運営者には入力ミスの軽減や作業時間の短縮,従業員には勤務時間の申請用紙を店舗に提出しに行かなくて済むなどのメリットがあると見ている。

 サービス利用者は,当該店舗専用の勤務時間申請ページのURLやそれを埋め込んだQRコードを従業員に告知。従業員が申請ページから希望の勤務時間を送信すると,勤務時間の管理画面に全従業員の申請状況が表示される。申請状況は人数の過不足が分かりやすく色で表示され,管理画面上で日別の人数とその労働時間をマウス操作で調整できる。それを従業員は携帯電話経由で確認できるという流れだ。

 競合製品との比較においては,「クリック&ドラッグによる感覚的な操作でパソコンを使い慣れていない店舗運営者でも簡単に扱えることや,30分単位で細かい勤務時間を設定したいアルバイトが多いため,従業員の長期勤務を促進する効果がある」(石原社長)ことなどを挙げている。

 まずは,市場規模が大きく一店舗あたりの従業員数が比較的多い飲食店の開拓を優先する。併せて,コンビニエンスストアやドラッグストア,カラオケボックスやパチンコ店なども開拓したい考え。今後はメーリングリストの機能を追加するなど,中小店舗の運営管理支援ソフトウエアとしての機能を拡充していく方針だ。

 料金は年間契約で年間4万9800円,初期費用は1万5000円。1年間で1500アカウントの獲得を目指す。

 ワイアードは2006年10月の設立。シフターは2008年1月からテスト展開を行っていた。