米証券取引委員会(SEC)は米国時間2008年5月14日,eXtensible Business Reporting Language(XBRL)形式による財務報告書の提出義務化を正式提案することが決定したと発表した。

 XBRLは,財務諸表の記述を目的としたXMLベースのビジネスデータ記述言語仕様。財務報告書などのデータにタグ付けすることで項目の識別が可能となり,コンピュータによる処理が容易になる。インターネット上での検索,表計算ソフトウエアやデータベースへの取り込みなどが可能となり,比較や分析がしやすくなるとしている。

 米メディアInfoWorldによると,今回の提案が公示期間を経て正式に承認された場合,米会計原則を適用する米国および外資系の大規模企業の約500社は,2008年12月15日よりXBRL形式による財務報告が義務付けられる。これ以外の企業には3年以内にXBRL形式による財務報告を開始することが義務付けられる。

 SECは2005年からのXBRL試験運用プログラムを実施しており,76社が参加しているという。SECの調査によれば,XBRL形式による最初の財務報告にかかる平均費用は約3万ドルだが,2回目以降は大幅に低下するとしている。

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■変更履歴
第3段落の引用元の情報が欠落していました。「米メディアInfoWorldによると」を追加しました。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2008/06/16 11:30]