米Red Hatは米国時間2008年2月14日,同社のミドルウエア群「JBoss Enterprise Middleware」ポートフォリオの拡大につながる3つのオープンソース・プロジェクトを発表した。これには,Javaとレガシー・ベースのトランザクション処理環境の統合を目的としたもの,SOA(サービス指向アーキテクチャ)ガバナンス,システム管理の強化に関連するものが含まれる。

 「JBoss.org BlackTie」プロジェクトは,現行のJBossトランザクション監視プロジェクト「JBoss.org Transactions」を拡張するもの。C,C++,メインフレーム・アプリケーションをJBossのJavaベースの環境に統合できるようにすることを目的としている。Red Hatは,JBoss.org BlackTieとTransactionプロジェクトをベースとするJBoss Enterprise Middlewareの公開を予定しているという。

 SOAガバナンスについては,最初のプロジェクトとして「JBoss.org DNA」を発表した。Red Hatが2007年4月に買収した米MetaMatrixのSOA向けデータ統合技術をベースとして,SOAガバナンスの基盤技術となるレポジトリの提供を目指す。今後,一連のプロジェクトを通じて,SOAガバナンスのほかの分野に対応する製品やソースコードも提供する予定だという。

 システム管理の強化ついては,米Hypericと共同で設立した管理プラットフォームのプロジェクト「RHQ」を発表。2008年春に公開が予定されるRed Hatのシステム管理ソフトウエア「JBoss Operations Network v2.0(JON 2.0)」にコード・ベースが組み込まれる予定だという。このプロジェクトは,将来的に両社の製品に採用される共通のサービス管理プラットフォームの開発を目的とするもの。ソース・コードはGPL(General Public License)v2で公開される。

 Red Hatは同日,SOAベースのシステム構築を実現するプラットフォーム「JBoss Enterprise SOA Platform」を発表した。同プラットフォームは,2008年2月末までに利用可能となる予定。

発表資料(1)
発表資料(2)