国際レコード産業連盟(IFPI)は英国時間2008年2月12日,「英国政府が違法な音楽ファイルのダウンロード撲滅に向けてISP(インターネット接続プロバイダ)への協力要請を検討している」とする報道を受け,これを歓迎するコメントを発表した。

 英ニュース・メディア大手(Times Online)によれば,英国政府は違法に映画や音楽をダウンロードしているインターネット・ユーザーの接続を切断する法案を検討している。この法案では,海賊版コンテンツにアクセスするユーザーに対して,措置を講じるようにISPに義務付けているという。

 IFPIの会長兼最高責任者を務めるJohn Kennedy氏は,次のようにコメントしている。「英国政府の法案のニュースは歓迎すべきものだ。ISPは常習的な著作権侵害者に対してインターネット接続を切断することで,迅速に対応して欲しい」。

 Kennedy氏によれば,違法ダウンロードの撲滅に向けたレコード業界の過去3年間の取り組みにおいて,ISPの協力は最優先事項だったという。「ISPはインターネットの門番であり,広範囲に及ぶ著作権の侵害行為を阻止するためにISPが対策を講じることは適切かつ妥当である」(同氏)。

 IFPIは,デジタル音楽の分野において著作権の侵害が成長の妨げになっていると指摘。調査によれば,合法的に1曲の楽曲が売れるごとに,20曲の違法な楽曲がダウンロードされているという。

発表資料へ