写真●前列左から中村太祐氏,石附陽子氏,甲野邦雄氏,前列真ん中が森正彰氏<br>後列左はマイクロソフトのパトリック・ヘイズ デベロッパー&プラットフォーム統括本部長。後列右は,マイクロソフトの高橋正和チーフ セキュリティ アドバイザー。
写真●前列左から中村太祐氏,石附陽子氏,甲野邦雄氏,前列真ん中が森正彰氏<br>後列左はマイクロソフトのパトリック・ヘイズ デベロッパー&プラットフォーム統括本部長。後列右は,マイクロソフトの高橋正和チーフ セキュリティ アドバイザー。
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 マイクロソフトは2008年2月14日,優れたセキュリティ技術者に贈る「IT Security Award 2008」の表彰式を開催した。同社のWebサイトで実施した,IT技術者向けテストの結果が優秀だった8人を表彰。そのうち特に優秀だった4人には,トロフィーも授与した(写真)。このIT Security Award 2008には,4708人が参加。全問正解した1244人がAWARDを受賞した。

 表彰されたのは,マネージャ・クラスのセキュリティ技術者に贈る監督賞では甲野邦雄氏,中堅クラスの技術者に贈る主援賞は石附陽子氏,新人賞は中村太祐氏,審査員特別賞は森正彰氏。審査員特別賞は,選考にあたったマイクロソフト 技術統括室の高橋正和チーフ セキュリティ アドバイザーが選んだ。

 監督賞を受賞した甲野邦雄氏は,大日本印刷の子会社DNPファインエレクトロニクスに勤務し,社内のセキュリティ対策に取り組んでいる。「大日本印刷は2007年に情報漏洩事故が発生したこともあり,今セキュリティ対策に力を入れている。セキュリティの必要性を再認識する意味でも,こういった賞はとても有意義だ」と感想を述べた。

 主援賞の石附陽子氏は,ソフトバンク・テクノロジーの子会社SBTコンサルティングで,脆弱性調査サービスなどを提供するエンジニアである。「部下がマイクロソフトのサイトでこのIT Security Award 2008を見つけ,みんなで挑戦した。楽しみながらセキュリティに関する知識を確認できる。来年以降もこのような取り組みがあるとよいと思う」と話す。

 「入社して1年たっていないため,マイクロソフトのWebサイトをみて日々勉強してる」。新人賞を受賞した中村太祐氏は,金融機関向けシステムの開発やアーキテクチャ設計に携わっている。「設計時はよくても,いざ開発のフェーズになってセキュリティ上の問題が発生し,3日間徹夜した経験がある。セキュリティの知識は大切だと痛感している」。

 森正彰氏は,審査員特別賞を受賞した。富士ゼロックス北陸で,顧客企業向けにIT機器の保守サービスなどを提供している。「セキュリティの知識は,サービスを提供する上でのベースになっている。そう思って,自分で勉強に取り組み,資格なども取得してきた。でも,こういった賞を頂いた以上,もっと勉強しなくてはと感じている。上司にはまだ受賞を報告していないので,反応が楽しみ」と,笑顔を見せた。

 マイクロソフトは,この「IT Security Award 2008」を,セキュリティ技術者のステータス向上や,企業に対するセキュリティ対策の啓蒙活動の一環として実施した。なお,4人に贈られたトロフィーは人間の形をした“オスカー像”タイプで,米アカデミー賞のオスカー像と同じ業者が製作した。