「我々は業界の大企業と競争することには慣れている」。スマートフォン向けOSベンダーである英シンビアンのナイジェル・クリフォードCEO(最高経営責任者)は11月6日,東京都内で記者会見を開き,米グーグルが携帯電話プラットフォーム「Android」を発表したことに対してこうコメントした(関連記事1関連記事2)。

 クリフォードCEOは,11月7日に東京都内で開催する「Symbian Summit Tokyo」に合わせて来日。今回の会見では,シンビアンの2007年第3四半期の出荷台数や日本市場でのビジネス状況などの説明がメーンだった。ただし,質疑応答では今後大きな競合相手となる可能性が高いグーグルに関する質問が相次いだ。

 クリフォードCEOは「グーグルの発表内容については,現在精査しているところだ」としながらも,AndroidがLinuxをベースにしている点について触れ,「Linuxのプラットフォームは,既に10から20の数が市場に出回っている。これまでの経緯を見ると,Linuxは統合化するよりもバラバラになるスピードが速い」とコメントした。さらに「我々は高いセキュリティのプラットフォームを提供するために,9年間投資をし続けてきた」とこれまでの実績を強調した。

 シンビアンは2007年第3四半期に,Symbian OSを搭載した携帯電話/スマートフォンを全世界で2040万台出荷し,累積出荷台数は1億6500万台に上る。日本市場では,6メーカーが64種類の機種を出荷している。