欧州連合(EU)第一審裁判所の所長であるBo Vesterdorf氏が2月第2週,米Microsoftの独占禁止法(独禁法)違反判決に対する控訴審の判決を9月までに出すと発表した。Vesterdorf氏は,9月に同裁判所を去ることになっている。

 Vesterdorf氏はベルギーのブリュッセルで開催された司法関連カンファレンスで,「当然われわれは,この裁判をできるだけ速やかに終わらせるために最大限の努力を傾注する。極めて重大な裁判なのだ」と述べた。

 EUは2004年,Microsoftに独禁法違反があったとして,罰金約6億1300万ドルの支払いと「Windows XP」の改変を命じる判決を下した。さらにEUはMicrosoftに対し,同社製サーバーのアクセスに必要な完全で抜けのない文書を出すことも求めた。これに従ってMicrosoftは文書を提出してきたが,EUから承認を得られていない。文書の提出が遅れた結果,Microsoftは2006年7月に制裁金3億57000万ドルを上乗せされた。

 直ちにMicrosoftは,発端となった2004年の独禁法違反判決を不服として控訴した。Vesterdorf氏のいる第一審裁判所で審理中の裁判が,この控訴審である。

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