米Microsoftは米国時間2月28日に,Internet Explorer(IE)のActiveXコントロール(プラグイン)の扱い方を変更するパッチをこっそりリリースした。このパッチはWindows XPおよびWindows Server 2003上のIE 6専用で,IEの動作を米Eolas Technologiesとの特許侵害訴訟の判決に合わせるためのものだ。

 累積の“非セキュリティ・パッチ”であり,この変更は特定のActive Xコントロールの操作に影響を及ぼす。Adobe ReaderやApple QuickTime,Sun Java Virtual Machine(JVM)など,よく知られているアドオンが対象となる。ところがMicrosoftは,「面倒な操作が増えるわけではない」としている。「せいぜいマウスのクリックが1回多くなるだけだ」(同社)。

 Microsoftは2005年12月に,IEに変更を加える必要が生じることを明らかにし,2月の最終週になって,Windows 2000用も含め,ほかのバージョンのIEもアップデートすると発表した。Windows XPおよびWindows Vista用のIE 7も,同じく判決に合わせるとしている。

 2005年にMicrosoftは,Eolasとの特許侵害訴訟で5億2100万ドルを失ったが,いまだに控訴する姿勢を崩していない。Eolasによると,この特許はWebブラウザに小さなアプリケーションを組み込むための技術で,IEやその他のWebブラウザに特許を侵害されているという。

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