ドイツのLinuxソリューション・プロバイダであるCollaxはこのほど,米Intelのベンチャー・キャピタル部門である米Intel Capitalから合計840万ドルの「シリーズA投資」(企業に対して行われるごく初期の投資)を獲得したと発表した。Collaxはこの資金を使って欧州における知名度を高めるとともに,2006年第3四半期の米国市場参入を目指す。

 Intel Capitalの投資マネージャであるKlaus Konrad氏は,「Collaxは製品および販売戦略の的を中小企業(SMB)の要求に絞っている。顧客基盤の拡大を続け,SMB市場に特化したソリューションの展開を加速していることから,同社に協力できてうれしい」と述べている。

 Collaxは,LinuxベースのSMB向けソフトウエアおよびアプライアンス・サーバーのメーカーである。「Collax Business Server」では,セキュリティ,ネットワーク・インフラ,通信といった機能を備えるモジュラ設計を採用している。同社製品の管理インターフェースを使うと,ファイアウオール,プロキシ,VPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク),ウイルス対策,スパム対策,フィッシング対策,公開鍵インフラ(PKI)運用,Webコンテンツ・フィルタリング---などのセキュリティ機能について,管理作業を簡素化できる。

 Collaxの広報担当者は「こうした機能はすべて,透過的かつ使いやすいインターフェースを介して使う。このインターフェースは,当社製ソリューションを構成するオープンソース・コンポーネントとLinuxの複雑さを,ユーザーから見えないようにしている。Collax Business Serverをインストールしたり使ったりするのに,Linuxの知識は必要ない」と語る。

 またCollaxのCEOであるOlaf Jacobi氏は,「米IDCは調査報告『The Linux Marketplace』のなかで,オープンソース・サーバー市場の年成長率を26%と見積もり,2008年の市場規模が110億ドルに達すると予測した。簡潔かつ低価格,使いやすいオープンソース・ソリューションは市場を広げ,成長のペースは加速する。われわれは,SMB市場に注力してチャンスをつかむ計画だ」と述べている。

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