総務省は2005年10月14日,新しい無線ブロードバンド(高速大容量)方式に対する周波数の割り当てを検討している「ワイヤレスブロードバンド推進研究会」の第8回会合を開催した。同研究会では,無線MAN(メトロポリタン・エリア・ネットワーク)方式「IEEE802.16e」などの新しい高速移動通信サービスについて検討する「SIG(Special Interest Group)-!)」と,家庭やオフィスなどで使われるFWA(固定無線アクセス)サービスを検討する「SIG-!)」,次世代のITS(高度道路交通システム)サービスなどを検討する「SIG-!)」を設けて,それぞれのサービスにおける周波数の要求条件などを検討してきた。今回開催した会合では,これらのSIGによる検討結果の報告や,それに対する意見交換などが行われた。

 通信事業者や機器メーカーなどが最も高い関心を寄せているのは,SIG-!)で検討が進んだ新しい移動通信サービス用の周波数割り当て方針である。SIG-!)が9月29日に開催した会合では,総務省が新しい移動通信方式用に割り当てる周波数の候補を2.5GHz帯に絞って検討していく方針を示した。同省は第3世代移動通信(3G)サービスや第4世代移動通信(4G)サービス以外の新しい無線ブロードバンドサービスを実現するために,802.16e方式や「IEEE802.20」(iBirstやFlash OFDMなど)方式,高度化PHSなどの導入を検討している(詳細は日経ニューメディア2005年10月17日号に掲載)。