PHS端末の新シリーズを発表するウィルコム・八剱洋一郎社長
PHS端末の新シリーズを発表するウィルコム・八剱洋一郎社長
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 ウィルコムは9月27日,音声通話向けPHS端末の新シリーズ4機種を発表した。メガ・ピクセルのカメラやJavaアプリ,Bluetoothなど機能を大幅に高め,携帯電話事業者を追撃する。「従来手薄だった音声通話端末を取りそろえることで,2005年度末までに400万加入を突破できる」(八剱洋一郎社長)。

 同社はまず11月中旬にスタンダード・モデルの「WX300K」(京セラ製)を発売。11下旬から2006年1月中旬にかけて,ハイエンド・モデルとして「WX310K」(京セラ製),「WX310SA」(三洋電機製),「WX310J」(日本無線製)の3機種を提供する。すべての機種がパソコン向けWebページをそのまま見られるフルブラウザを搭載。ハイエンド・モデルは最大128kビット/秒のパケット通信サービスにも対応した。

 また,WX310Kは130万画素のカメラと短距離無線通信規格「Bluetooth」,音楽再生機能も装備。WX310SAは130万画素カメラと,Javaアプリに対応した。WX310Jはカメラ機能を持たないが,Javaアプリと指紋認証機能を備える。

 またJava対応端末の発売に合わせ,ゲームなどJava対応コンテンツも用意する。当初はナムコ,タイトー,バンダイネットワークス,ジー・モード,サイバード,元気モバイル,日本エンタープライズ,京セラコミュニケーションシステム,ビクターネットワークス,ソニックパワード,jig.jpの11社がコンテンツを提供する予定である。

 このほか新端末の発売に合わせ11月下旬から,パケット通信料の二重性の定額制料金メニュー「データ定額」も追加する。月額1050円で,PHS端末単体でWebアクセスや電子メールを利用した際のパケット料金が10万パケット(1パケットは128バイト)まで無料。10万パケットを超えた分は1パケット当たり0.0105円かかるが,3800円を上限に完全定額となる。このメニューを利用する場合,別途月2500円でパソコン経由のパケット通信も使い放題になる。

(高槻 芳=日経コミュニケーション