日本通信は9月22日,セキュリティ機能を付加したPHS接続サービス「bモバイルBIZ」の販売を開始した。インターネット経由で端末に侵入してくる不正プログラムやウイルスをブロックする機能などを利用できる。専任のシステム担当者を設置できない小規模企業やSOHOがターゲット。

 bモバイルBIZは,PHSデータ通信カード,1分単位で利用可能な200時間分のPHSデータ通信料,インターネット接続料,セキュリティ機能をパッケージ化したサービス。ユーザーはノートPCなどのモバイル端末に,あらかじめ専用の接続ソフトをインストールしておく。付属のPHSデータ通信カードをセットしてから,インストールした接続ソフトに表示される接続ボタンをクリックするだけで,自動的にインターネットに接続できる。価格はオープンだが,3万9800円の見込み。

 セキュリティ機能は,(1)不正侵入やウイルス感染を防ぐ「セキュア・コネクション」,(2)偽装サイトへのアクセスを防ぐ「アンチフィッシング機能」,(3)HDDに保存するデータやメールでやり取りするデータを暗号化する「ファイル暗号化機能」−−の三つがある。セキュア・コネクションは,インターネット上からの不正侵入を日本通信側で防止する。モバイル端末にウイルス対策ソフトなどを搭載していない場合でも,安全にインターネットを利用できる。

 セキュア・コネクションは,PHSでインターネットに接続した場合にだけ動作する。bモバイルBIZのユーザーは別途,無線LANカードなどを用意すれば全国6500カ所にある公衆無線LANサービス「bスポット」のアクセス・ポイントからもインターネットに接続できる。だが,この時はセキュア・コネクションは動作しない。

 サービスに含まれる200時間分のデータ通信料は,600日以内が有効期限。また,公衆無線LANサービスのbスポットを利用した場合,1回ごとにPHS通信料の5時間分が減少する。この際,ローミング先の事業者が同じなら,無線LANは1日使い放題となる。

(加藤慶信=日経コミュニケーション