ポイントはここ!

■新たなネットワーク敷設を不要にしてシステム導入にかかる期間を短縮

■「VTN」でネットワークを論理分割して、異なるセキュリティ要件に対応

東日本旅客鉄道(JR東日本)

 東日本旅客鉄道(JR東日本)は2014年2月、東京駅で「駅構内共通ネットワーク」の稼動を開始した。最大の特徴はSDN(Software Defined Networking)技術を採用している点。SDN技術を使ったネットワークの構築は、鉄道業界では世界初となる。

 駅構内共通ネットワークは、駅構内に存在する様々なシステムのネットワークを統合する“受け皿”となる(図1)。ネットワークの刷新を主導した同社の曽根一郎・鉄道事業本部電気ネットワーク部課長鉄道ICTソリューションプロジェクトグループリーダーは「いくつかのメーカーに提案を出してもらった。シンプルな構成、オープン性、高速性、保守性、拡張性、セキュリティの高さを評価して、NECの製品を採用した」と言う。SDNありきで導入したのではなく、JR東日本の課題に合致するソリューションがSDNだったということだ。

図1●東京駅に導入した「駅構内共通ネットワーク」
システムごとにネットワークを構築していたため設備が重複していた。駅構内の工事のたびに各ネットワークで設定変更が必要で、運用の手間が負担になっていた。
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