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iPad、大学での利用には力不足?

2014/05/19

Tom Kaneshige CIO

 米Appleは3年ほど前から、タブレット端末「iPad」を大学生に積極的に広めるための策を打ち出してきた。カリフォルニア州、テキサス州、フロリダ州をはじめ、全米各地では顕著な成功例も見られる。だが、あらゆる大学のすべての学生の間でiPadが圧勝を収めたというわけではない。例えば、インディアナ州のボールステイト大学では、iPadは苦戦を強いられている。

 「タブレットは娯楽のためのデバイスだ。大学教育の重要な要素である論文執筆や実習のためのものではない」と、同大学モバイルメディア研究所のディレクターを務めるMichael Hanley教授は言う。「タブレットにはキーボードがないし、パソコンに比べて処理能力も劣る」

 Hanley氏は、学生が利用するモバイルデバイスについての調査を2004年から続けている。2014年の最新の調査結果によると、タブレット端末を所有している学生は29%(そのうちの約半数がiPad)で、2012年から若干減少している。

 厳密に言うと、今年タブレットを購入する予定とした学生も8.2%いたので、実際にはタブレット所有者の割合はもう少し上がることが考えられる。それでも、同大学でiPadがさほど広まっていないというのは意外な状況だ。

 Appleは、2010年にiPadを発売したすぐ後から、大学生に利用してもらうための取り組みに力を入れてきた。iPadは価格設定も手ごろで、安価なネットブックに比べて処理能力も遜色がなかった。懐が寂しい大学生にぴったりのノートパソコンとしてネットブックが人気を集めていたのはわずか数年前だ。

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