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インメモリーDBで広がるリアルタイム処理の可能性(下)

2014/04/18

Joab Jackson IDG News Service

 企業向けにアプリケーションのパフォーマンス監視サービスを提供する米New Relicは2014年3月19日、新たなビジネスインテリジェンスサービス「New Relic Insights」のベータ版の提供を開始した。アプリケーションのデータをリアルタイムでマイニングできるようにするサービスだ。

前回から続く)

 この技術の用途としては、例えば携帯通信事業者での導入が考えられる。Gemfireを利用することによって、それぞれの通話の処理において、その時その時で最適なネットワーク経路でのルーティングが可能になるとPivotalで製品マーケティングを担当するMichael Cucchi氏は話している。

 特別なインメモリーデータベースが必要だとすべての人が考えているわけではない。代わりに、インメモリーのキャッシュ層をデータベースの上位に配置するという手法を取るケースも多い。リクエストが多いデータはその層で賄うという考え方だ。

 「インメモリーのデータベースは何年も前から導入が進んでいる。多くのマシンに分散したテラバイト単位のRAMが、すべてMySQLの前面に配置されている形だ」と、米クラウドサービス事業者Joyentのソフトウエアエンジニア、Bryan Cantrill氏は言う。同氏が述べているのは、リレーショナルデータベースのフロントエンドとしてMemcachedが広く利用されつつあるという点だ。

 処理対象のデータが大きすぎてワーキングメモリーに収まらない場合、インメモリー技術の対応はどうなるのだろうか。

 Microsoftの製品やIBMのBLUなど、インメモリー技術の多くは、実際はハイブリッド型となっている。つまり、一部のデータは引き続きディスク上に保存し、特に頻繁に利用するデータのみをワーキングメモリーに保持するという対応が可能だ。

 多くのインメモリーシステムと同様、SQL Server 2014には、電源が失われて揮発性のRAMからデータが消えた場合に対応するための仕組みもある。テーブルのデータをディスクに書き戻すことはしていないが、変更はすべてデータログに記録している。このため、万一電源が失われた時には、ログを利用することで、消失したデータをあらためてデータベースに書き込むことができる。

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