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研究が進む「曲がるガラス」、割れないスマホを目指して

2014/03/07

Sharon Gaudin Computerworld

 将来は、スマートフォンをうっかり踏んでしまっても、曲がるだけで割れずに済むようになるかもしれない。米ロスアラモス国立研究所の材料科学者、Seth Imhoff氏によると、同研究所では、強靭でしなやかな新しいガラスの開発に取り組んでいるという。強い圧力をかけても割れないガラスだ。

 ロスアラモス国立研究所はニューメキシコ州にあり、核兵器開発の極秘任務を担ったことでも知られる。現在のガラス研究プロジェクトが成果につながれば、耐久性に優れたスマートフォン、タブレット端末、ノートパソコンの開発に利用できる可能性がある。

 「観念的には、この上なく強靭な材料が理想だ。非常に大きな応力に耐えられ、弾性域がとても広く、その限界を超えた時でも、曲がるだけで粉砕はしないというものだ。我々のプロジェクトが取り組んでいるのは、これを可能にするような特質を見つけ出すことだ」

 同氏によると、このプロジェクトでは金属ガラスに研究の主眼を置いている。金属ガラスは金属原子でできており、金属と同様の性質を多く持つが、原子の配列が不規則である点はガラスと同じだ。研究者たちは、この原子配列が圧力に対してどのように反応するかを調整する試みを続けている。

 曲げられる金属ガラスが完成すれば、宇宙科学から、電気の変圧器、携帯電話のケース、ゴルフクラブに至るまで、幅広い用途が考えられる。

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