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AmazonとIBMが相次いで中国のクラウド市場へ進出

2013/12/24

Brandon Butler Network World


 クラウド業界では競合他社に追随する動きが見られることがよくある。今度の舞台は中国だ。IaaS型クラウドコンピューティング事業の大手2社である米Amazon Web Services(AWS)と米IBMが、中国国内でサービスを開始することを相次いで発表した。


 米Amazon.comの関連会社であるAWSは現地時間2013年12月18日午前、中国のChinaNetCenter(網宿科技)とSINNET(光環新網)をパートナーとして、同国でクラウドコンピューティングサービスの提供を開始することをプレスリリースで発表した。同国の法令上、外国企業は国内企業と提携して事業を行う必要がある。

 それから24時間足らずのうちに、今度はIBMが、Amazonに対抗するかのようなプレスリリースを発表した。同社のマネージドプライベートクラウドサービス「SmartCloud Enterprise+」を中国に拡大するというものだ。IBMは同サービスの提供にあたり、中国のデータセンター事業者21Vianet Group(世紀互聯)と提携する。

 AWSとIBMの今回の動きは、米国のクラウドコンピューティング事業者が新たな主要市場を開拓する一歩となるものだ。両社とも、米国、南米、欧州においては、IaaS型クラウドサービスの提供で一定の成功を収めている。今度はアジア地域で拡大を図るというのは自然な流れだ。OpenStack Foundationが年2回開いている国際カンファレンス「OpenStack Summit」も、2013年11月は香港での開催となった。

 今回の2社の発表でもう1つ興味深いのは、両社がまるで主導権争いを繰り広げるかのように、24時間足らずのうちに中国への進出を相次いで発表したことだ。このように、クラウド分野で複数の企業が互いに張り合うかのような動きを見せるのはこれが初めてではない。実際、今回のAWSの発表の前日には、米Cisco Systemsが、米VMwareおよび米Citrixと提携して新しいDaaS(仮想デスクトップ)ソリューションの提供を開始すると発表したのだが、AWSも11月中旬にDaaSの新サービスを発表したばかりだった。

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