リーディングマーク代表取締役の飯田悠司氏 (写真=室川イサオ)
リーディングマーク代表取締役の飯田悠司氏 (写真=室川イサオ)

 「三つの失敗で起業後の3年を無駄にしたと思っている。この失敗がなければロスしなくて済んだ。今回はそれを伝えたい」。2014年6月18日に開かれた「FailCon Japan」でこう語ったのは、リーディングマーク代表取締役の飯田悠司氏(写真)だ。

 リーディングマークは、今回登壇した中では異色の存在である。企業と学生を結ぶ人材事業を6年間手がけており、2013年12月に初めてネットサービスを提供する。それが、動画で就活を支援するサイトrecme[レクミー]である。今回の講演は、レクミー以前の経験に基づいている。

起業後3年、アルバイトと2人だけに

 飯田氏が語る失敗の一つが、「仲間と同じ方向を向けずに組織が崩壊したこと」。起業当時のオフィスは、知り合いから借りたわずか3坪のオフィス。住居兼用で使っていたものの風呂がないなど、環境は良くない。

 創業メンバーはそんな環境の中でがむしゃらに仕事をしていたものの、1年くらい経ったころから次々と離脱していったのだという。そして、3年経ち、成長するどころか、アルバイトの大学生と2人だけになってしまった。

 飯田氏は、創業メンバーが離脱した理由を次のように説明した。「何のために会社をやるのかを明確にしていなかったから」――。会社の目標がなかったわけではない。会社の社是らしきものはあったが、これは共同創業者の意向を踏まえたもので、飯田氏の本音とは違っていたという。

 しかも、メンバーが抜けていったことで、エンジニアが経営のナンバー2になるなど、それぞれが会社で果たすべき役割もだんだん不明瞭になった。「メンバー個々の期待値を明確にすべきだった」と飯田氏はいう。

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