マネーツリー代表取締役のポール・チャップマン氏 (写真=室川イサオ)
マネーツリー代表取締役のポール・チャップマン氏 (写真=室川イサオ)

 2014年6月18日に開かれた「FailCon Japan」で、「スタートアップの解散を避ける方法」をテーマに、起業時の失敗談を語ったのは、iPhone/iPad向け家計簿ソフト「Moneytree」を提供するマネーツリーの代表取締役のポール・チャップマン氏(写真)だ。

 同氏は23歳に初めて起業し、30歳のときに売却したが、その経験から4個の教訓を得たという。

 最初の教訓は「起業する目標を理解すること」。いろんな目標があっていいが、自ら把握していないとモチベーションを保つことができないという。チャップマン氏としては、起業した会社を短期間で買収してもらい、売却益を得ることを考えていた。

 だが、結局7年もかかってしまった。周囲が安定的にサラリーを得て海外旅行している様子を見ながら仕事を続けるのは「予想以上にハードな経験」(チャップマン氏)。そこで重要なのが、確固たる目標だというのだ。

希薄な関係は困難に直面すると崩壊する

 第2の教訓は「スタートアップは文化が全て」。ピーター・ドラッカー氏の名言「文化が戦略を食う」(Culture eats strategy for breakfast)を引き合いに出し、最初の企業文化を作る共同創業者の重要性を説いた。「どんな組織でも文化は上から伝わる。新しく入ってきた人たちは、今いる人たちを真似る」(チャップマン氏)。

 チャップマン氏自身の経験として、最初の起業では関係が希薄な人たちと起業したところ、仕事が辛くなったときにチームがあっけなく崩れてしまった。

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