Windows XPで、Windows Updateを実施していれば、毎月9日に現れるダイアログボックス(英語版)
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 3月9日、MicrosoftはWindows Updateでサポート終了告知のためのプログラムを配信した。このプログラムがインストールされているXP環境では、毎月9日に、ダイアログボックスが表示され、サポートが終了する旨のメッセージが表示される。OKボタンを押して閉じれば終了するが、次は、4月9日、本当のサポート終了日に同様のメッセージが表示されるということだ。

 業界をあげて、サポート終了の周知徹底に懸命だが、それでも状況を知らない層はいるはずだ。もっとも、そうした層は日常的にWindows Updateすら適用していないかもしれず、この仕組みでの告知は難しい。だが、こういうことができるということは、何かあったときにすべてのネットワーク接続を遮断するようなこともMicrosoftの意図でできるということでもある。でも、Microsoftがそれをやるようなことはないだろう。

パソコン以外の端末のサポート終了はどうなっているか?

 パソコンに限らず、インターネットに接続できるデバイスはいろいろあるし、そこで使われているOSもさまざまだ。Windows XPと同時期に発売されたこれらのデバイスはどうなっているのだろうか。2001年頃といえば、そろそろネットワークにつながるHDDレコーダーなどが普及を始めたころだし、Microsoftでいえば、初代Xboxを2002年に発売している。

 これらの機器で使われているOSも、XPと同様の危機にさらされる可能性はある。有線LANのみの対応なら、イーサネットケーブルをつながなければ問題は起こらなさそうだが、Wi-Fi対応機は、電源を入れたとたんに同じSSIDとパスワードが同じネットワークにつながってしまう可能性もある。例えば録画したテレビ番組をレコーダーごと保存していて、電源を入れたとたんに何かが起こる…といったことも、近い将来の心配として対策を考えておかなければならないのではないか。スマートフォンやタブレットも、普及してまだそれほど時間は経過していないが、将来的に似たようなことが起こらないとは限らない。理想的には、業界として、なんらかのルールを考える必要があるのではないか。

 Windows XP終了まであと4週。

山田 祥平(やまだ しょうへい)
フリーランスライター
1980年代、NEC PC-9800シリーズ全盛のころからパーソナルコンピューティング関連について積極的に各紙誌に寄稿。Twitterアカウントは @syohei