新人営業のD太君と先輩SEのM子さんの今回の訪問先は、中堅規模ながら10代後半から20代前半の女性にターゲットを絞って急成長中のアパレルショップを運営するV社です。「O2O」について関心が高いと聞きました。ネット担当はまだ新人の女性社員のTさんで、まずはPOSシステムなどとの違いから説明するつもりです。新たな商談に結びつくでしょうか…。


Tさん 本日はありがとうございます。当社もネット事業を拡大したいので「O2O」に関心を持っています。いろいろとご相談したいので、よろしくお願いします。

D太 こちらこそ、ありがとうございます。O2Oは「オンライン・トゥ・オフライン」の略ですね。ネットを利用している消費者をネットにつながっていないリアルな店舗に呼び込み、ショッピングしてもらうことが狙いです。

M子 アパレルだけでなく多くのショップが、O2Oを推進したいと考えていますね。今、旬なキーワードの一つといえるでしょう。

Tさん 当社にもPOSシステムが既にありますが、O2Oとは何が違うんでしょうか。

D太 POSシステムは来店者の購買結果を知るためのツールです。これに対し、O2Oはお客さまに来店してもらうことが目的です。購買のためのアクションを促すためのツールといえます。

Tさん 難しいんでしょうか。

D太 お任せください。例えば、スマートフォンに搭載されているGPSの機能を活用して、お店の近くにいるお客さまをキャッチします。そしてお客さまが手にしているスマホに特売情報やお得な電子クーポンを配信します。

M子 特売情報の中に消費者が欲しい商品があり、しかもお得に買えるとなるとそのお店に寄るでしょう。O2Oで来店率を高め、お客様が増えれば売り上げも増加するというわけです。

Tさん それには、お客様さまが欲しい商品をうまくキャッチしておくことが欠かせませんよね。

イラスト:武本恵美

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