企業向けモバイル技術の最新動向を、DEMO Mobileからレポートする。モバイル・プラットフォームでは、音声による入力が殊のほか重要となる。Volio (ボリオ) というベンチャー企業は、利用者の問いかけに、ビデオで答える技術を開発している。Volioの創設者であるRon Croenが、ステージでデモを交えて、この技術を紹介した (下の写真)。

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好みを聞きながらカクテルを作る、ビデオ間のつなぎ目を感じさせず

 Volioは、San Francisco (カリフォルニア州) に拠点を置き、同名のVolioというデジタル・メディア技術を開発している。Volioは音声認識機能を持ち、利用者の質問を理解し、質問に対する回答をビデオ映像で行う。Volioは、男性向け雑誌Esquireのアプリ (Talk to Esquireという名称、下のスクリーンショット) として提供されている。アプリを起動すると、三人の編集者が登場し (同左側)、ファッション、カクテル、ヘアースタイルについて、アドバイスをする。利用者はカラムにタッチして、この中から希望のテーマを選択する。右側のスクリーンショットは、カクテルを選択した様子で、ドリンク担当のコラムニストであるDavid Wondrichが、カクテルの作り方を解説する。アプリでは録画されたビデオが再生され、Wondrichが利用者の好みを聞きながら、カクテルを作っていく。

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 下のスクリーンショットは、カクテルの作り方を講義している様子である。左側は、Wondrichが、「カクテルのベースは、ウォッカ、ウイスキー、ラムの中で何が好きか」と聞いているところである。利用者を撮影したビデオが、小さなウィンドウに表示され、質問に対して、「ウォッカが好き」と答えている様子である。

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 次にWondrichは、「新しいカクテルとクラッシックなカクテルのどちらが好きか」と質問し、それに対して、「新しいカクテル」と回答。Wondrichは、それでは、「Piscoというカクテルを紹介する」として、実際に、ビデオでカクテルの作り方を紹介する (右側のスクリーンショット)。WondrichはChilean Piscoというカクテルを作り、会話しながら、カクテルの作り方を楽しく学べるアプリである。カクテルを作りながら、お酒の歴史的背景などの説明も入り、雑学を学べるアプリでもある。Wondrichとの会話で、こちらの発言のあとに一瞬ポーズがあるが、ビデオ間のつなぎ目は無く、スムーズに会話が展開する。Volioは、Esquireのような雑誌社が、読者に記事をインタラクティブに配信する方式として利用されている。

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