アプリマーケットを定期的に確認していると、あるアプリの人気が突然急上昇し、ランキングのトップないしはそれに近い位置にランクインするケースが見られる。

 急激にランキングが変化する要因として、最近は以前から用いられているアプリ内広告による誘導効果だけでなく、他の要因も多くなってきているようだ。具体的にどのような要因が、マーケットに大きく影響しているのだろうか。確認していこう。

アプリ内広告以外の誘導手段とは?

 本連載ではアプリマーケットの動向と、そこから露出やダウンロードを増やすための方策について主に解説している。だが最近、特に無料アプリ関連の動向を見ると、マーケット内の施策だけでなく、アプリの中、あるいはマーケットの外で実施した施策がアプリのダウンロード数増加に大きく影響するケースが目立つようになってきた。

 こうした施策の代表例として、よく知られているのはアプリ内広告だろう。スマートフォンのアプリ内に表示される広告から、別のアプリに誘導するケースは今や珍しいものではなくなっているし、ゲームなどで用いられるリワード広告も、適用するアプリが増えたことで多様化が進み、利用も増加傾向にある。

 アプリ間の競争が激しくなる中、継続的にランクインするには広告出稿のための金額が上昇傾向にあるなどの難点もある。とはいえ、直接スマートフォンユーザーに訴えられるアプリ内の広告が、有効な手段であることに間違いはない。

 ただ、最近ではアプリ内広告だけでなく、他にもさまざまな手法を組み合わせることで、ダウンロード数を大きく伸ばすケースが増えてきている。広告同様、金銭を支払ってプロモーションするものから、自身の優位性を生かしたものまで、その手法も多様だ。

 では、最近ランキングで急上昇しているアプリはどのような施策をもってダウンロード数の増加につなげているのだろうか。7月1日時点でApp Storeの「トップ無料」上位にランクインしているアプリを例として挙げ、その傾向を確認してみよう(写真1)。

写真1●2013年7月1日時点におけるApp Storeのトップ無料ランキング上位にランクインしていたアプリ
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