写真1●IIJグローバルソリューションズ(中国) 艾杰(上海)通信技術の西俣辰男董事長
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 日中IT企業の「合作」をテーマに2013年6月21日に中国・大連で開催されたセミナーで、JBグループに続いてIIJグループの中国事業担当者が登壇、13年1月から提供を始めたクラウドサービス「IIJ GIO CHINA」について解説した(写真1)。

 IIJ GIO CHINAは、日本を中心に展開するクラウドサービス「IIJ GIO」の基本機能をそのまま中国に持ち込んだもので、仮想サーバーや物理サーバーのスペックはほぼ同じである。13年6月には仮想ファイアウオールや仮想ロードバランサもラインアップに加えた(関連記事)。

 さらに、中国特有のネットワーク事情である「南北問題」を解消しているのも特徴の一つだ。南北問題とは、中国の主要ISPである中国電信(チャイナテレコム)と中国聯通(チャイナユニコム)の相互接続性が十分でなく、異なるISPに属するサーバーや端末との通信に問題が発生しやすいことを指す。IIJ GIO CHINAでは、中国内のデータセンターに双方の通信網を引き込んだ上で、一つのサーバーにチャイナテレコム、チャイナユニコム双方のIPアドレスを割り当て、ユーザーがどのISPに属していても同等品質のサービスを提供できるようにした。

 IIJグローバルソリューションズ(中国) 艾杰(上海)通信技術の西俣辰男董事長は、日本のIIJ GIOのインフラを利用したソーシャルゲームを紹介。こうしたゲーム向けノウハウを蓄積した結果「日本のソーシャルゲームの5割はIIJ GIOを通じて配信されている」(西俣董事長)という。現在、IIJ GIO CHINAの商談中を含めた採用案件のうちゲーム向けは6%ほどだが、IIJは中国のオンラインゲーム企業にもIIJ GIO CHINAを積極的に売り込む考えだ。

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本文の一部を削除しました。 [2013/7/2 12:00]