「より素早く簡単にデータにアクセスするための認証システムを」。こんな計画を、米グーグル傘下の米モトローラが発表した。この内容をスロバキアのイーセットがブログで紹介している。モトローラのプロジェクトには、センサーやアンテナを埋め込んだタトゥー、人体を巨大なトークンにする認証ピルがある。

 同プロジェクトを率いるRegina Dugan氏は、米MC10が開発したタトゥーを腕に付けて「D11」カンファレンスに登場した。モトローラはMC10と共同で、将来のスマートフォン向け認証システムに取り組むという。Dugan氏はかつて、米国防省の国防高等研究事業局(DARPA)に勤務していた。

 Dugan氏は、「認証は面倒なので半数程度の人しか実行していない。スマートフォンには多くのデータが格納され、そのためID窃盗の被害に遭う可能性がいっそう高いというのに」と、認証の重要性を強調し、「当社はこれを改善するありとあらゆることを考えている」と述べた。

 Dugan氏はまた、米食品医薬品局(FDA)から承認を受けたとされる錠剤も紹介した。胃酸による科学反応を電力源として、18ビットの信号を発し、その信号が認証に使われる。Dugan氏によれば、体全体が認証トークンとなり、スマートフォンやコンピュータ、あるいはドアや車に触ると、ユーザーの本人確認が行われる。

 認証ピルのサイズは、米紙「Washington Post」のオピニオンサイト「Slate」で公開されているビデオで確認できる。

 モトローラによれば、これらはすぐに出荷できるようなものではないが、機能は実証実験済みだという。

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