先日、Facebookが「ニュースフィード」の大幅刷新を発表した(関連記事)。この新しい「ニュースフィード」は、今後数週間ほどの期間をかけ、段階的に全ユーザーに対して提供されていく。ある程度のタイムラグはあるにせよ、遅かれ早かれ、誰もがこの新しい「ニュースフィード」を目にすることになるだろう。もちろん個人、企業を問わずにだ。

 今回の「ニュースフィード」の大幅刷新のキーワードは「ビジュアル重視」と「情報の体系化」、そして「デスクトップとモバイルの一貫性」という形で語られる。特に「ビジュアル重視」という部分に関しては、実は以前から噂になっていた。そして、今回の刷新によって、企業のFacebook上にマーケティング/コミュニケーション施策に何らかの影響があるかもしれない、ということも併せて語られていた。

写真の重要性がいっそう増大

 実際に刷新される「ニュースフィード」の詳細を確認してみたところ、確かに少なからず影響があるように思える。

 まず、デザインが刷新され、3カラムの中央部分のスペースが広くなっている。中央部分が広くなることにより、相対的に右側に位置している「Facebook広告」ならびに「スポンサー記事」の表示スペースの視認性が以前よりも若干低下しているように思える。

 つまり、スペースが小さくなる分これらのパフォーマンスが(広告効果という点で)あまり期待できなくなることを意味する。言い換えれば、お金をかけて「Facebook広告」や「スポンサー記事」を単純に投下していくよりも、それぞれのFacebookページ内の投稿の内容で勝負する必要が出てくるだろう。

 実際、中央のカラムが大きくなることにより、特に写真付きの投稿において、その違いがより顕著に現れてくる。写真が従来よりも大きく表示される上に、さらに、友達が誰かと友達になった際の通知では、相手のプロフィールのカバー写真が表示されるようにもなり、より視覚的に強く訴えるデザインになった。

 つまり、今までも投稿の効果を高めるためには写真を使うことが重要だったが、今後は今以上に効果的な写真を使うというアプローチが求められてくることになる。それも、単に興味をひく写真を投稿するだけではなく、「ファン」を増やしていくために、カバー写真のビジュアルにも凝っていかなくてはならない。

 また、写真に関する変更として、今回(あまり大きく語られてはいないが)「PinterestからFacebookへの投稿がより鮮明なものとなった」という点も重要である。つまり「Facebookでの見映えがPinterestで見た時と近しくなってきた」のだ。Pinterestのアカウントを持っている企業は、これをきっかけにFacebookといまく連携させながら活用していくという方法を模索していったほうがよいだろう。少なくとも今まで以上の相乗効果が期待できるはずだ。

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