大手IT企業の採用担当者に、ソフトウエアエンジニアに求められるスキルセットや具体的な採用プロセス、選考のポイントなどを聞くシリーズインタビュー。アマゾン ジャパンにて、アマゾン専用の検索エンジンの開発と運用を行う部署のマネージメントを担当するエリック・ホルコム氏に採用のポイントを聞いた。

(聞き手は田島 篤=出版局)


まずはどのようにソフトウエアエンジニアを採用しているかを教えてください。

 エンジニアの募集は、アマゾンのWebサイトなどで多岐にわたる職種について募集しています。

 こうしたWebサイトなどでオープンにしている各ポジションの採用情報に興味をお持ちいただいた方々に応募していただき、段階的に行われる面接などを通じて採用活動を行っています。

アマゾン ジャパン(以下、アマゾン)が求めている人材像を教えてください。

 求める技術スキルは、応募している職種に応じて様々です。私が担当しているサーチ(検索)チームの場合、LinuxやApache Hadoop(以下、Hadoop)、自然言語処理といった領域に関するスキルが必要です。リテール(小売)に関連するチームの場合は、例えばJavaやOOP(オブジェクト指向プログラミング)、デザインに関するスキルが必須になります。

 こうした技術に関するスキルはもちろん必要ですが、アマゾンのカルチャーに賛同していただけることが最も重要です。

 アマゾンのカルチャーとは何か。それを明文化したものが、「リーダーシップ理念(Leadership Principles)」です。アマゾンにおいては、チームを持つマネージャか否かにかかわらず、社員全員がリーダーです。そのため、社員一人ひとりが14項目からなるリーダーシップ理念に従った行動を心がけています。

 このリーダーシップ理念の最初にあるのが、「Customer Obsession」です。これは、なによりもお客様を第一に考えることを意味します。社外、社内にかかわらず、自らのサービスを利用するお客様を一番に考えて行動することが求められます。

 ほかにも、長期的な視野で考え、短期的な結果のために長期的な価値を犠牲にしない「Ownership」や、イノベーション(革新)とインベンション(創造)を求め、常にシンプルな方法を模索する「Invent and Simplify」、お客様に貢献するために従来と異なる新たな視点を持ち、あらゆる可能性を模索する「Think Big」といったリーダーシップ理念があります。

 アマゾンが求める人材像をまとめると、職種に応じた技術スキルを身に付けているのはもちろんのこと、リーダーシップ理念に賛同していただけるマインドセットを備えた人ということができます。

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